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つくば市在住技術科教師の技術教育活動メモです。facebookで非公開グループ「技術教…

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つくば市在住技術科教師の技術教育活動メモです。facebookで非公開グループ「技術教室グループ」を運営し全国の技術科教師と情報を共有しています。日頃の交流の成果を少しずつこのnoteにメモしていきます。

最近の記事

iPadで洗濯物を干しながら質問してみた

いよいよChatGPTで会話ができるようになりました。iPad上のChatGPTのアプリの右上の「・・・」から Settingsを選び、 New Features から Voice conversations をONにして右上のヘッドフォンアイコンをタップするだけです。本日代休で仕事もお休み、洗濯物を干しながら20分ぐらい話してみました。以下はその時のセッションの記録を、明らかな誤変換だけ手直ししたものです。とんでもなく精度よく音声認識されています。 ここに掲載するテキスト

    • ガウディの柱

       8月6日、娘の大学見学に付き添った帰り道、折角なので東京国立近代美術館で開催されていた「ガウディとサグラダファミリア展」に行ってみた。ガウディが有名なのは知っていたし、サグラダファミリアの建物の形に興味もあった。しかし、100年以上も建物が建設され続けるということは一体どういうことなのかは全く理解できていなかった。 「人間は何も創造しない。ただ、発見するだけである」  どこかで聞いたことのあるこのフレーズ、100年以上前にガウディが語った言葉だった。ガウディは設計図や様

      • 技術科教師のPBL #MFTokyo2023

        obnizでiPad回転台を遠隔操作する  今年もMaker Faire Tokyo 2023が、東京ビッグサイトにて10/14土~15日に開催される。技術教室グループとしての出展は8回目となる。生徒のいない夏休み、私はiPad回転台「ここにいるよ!」の改良に没頭している。  Maker Faireには、多くのMakerが集まる。Makerといっても、趣味でものづくりに取り組む人たちから、エンジニアとして開発の第一線で活躍する人まで、ものづくりが大好きな実に多様な人たちがい

        • 創造性に関する考察 "Explainable Human"

          自分自身が以前書いた記事を元に、OpenAIのChatGPT4と議論をしてみた。テーマは「創造性に関する考察」だ。β版ではあるが、最近のバージョンアップでネット上の記事をURLとしてChatGPT4に与えながら議論をすることが可能となった。自分が過去に書いた記事を読み込ませた上で、その内容を深める議論に挑戦してみた。 結果は、かなり使える!という感覚だ。なにより自分だけで考えていた時に比べて数多くの刺激を適切に入れて考えることができるのが素晴らしい。ChatGPT4に書かせ

        iPadで洗濯物を干しながら質問してみた

          私たちはものづくり文化の一員である

           私たちは、ものづくり文化の一員です。当たり前のことをなぜあえて主張するのかといえば,技術教育関係者の多くが,技術科という既存の枠の中で発想し,学習指導要領の中だけで考えている現実があるからです。  学習指導要領それ自体も議論の俎上に載せる学会などの研究団体でも,大きくみれば技術教育という枠に縛られ,技術教育がものづくり文化にいかにかかわり,どう貢献できるのかが語られることはありません。 1 文化に参画するということ そもそも,教育という営みは何のためにあるのでしょうか。近

          私たちはものづくり文化の一員である

          ChatGPT4と議論してみる

          ChatGPT4とほぼ1時間ほど議論してみた。生身の人間との議論では何度も読み直したりはできないが、相手はAIなので同じセッションの間はずっと待っていてくれる。そしてこちらが追加で質問をするとこれまでの質問の内容を勘案してすぐに返事が返ってくる。 何かについてじっくり考えようと思う時、これまでは十分に情報をインプットしてから自分の頭の中で寝かして考えるか、あるいは誰かと議論をすることで刺激を受けて考えを深めてきたように思う。そこにAIと議論をするという選択肢が加えられたのだ。

          ChatGPT4と議論してみる

          生成AI時代の技術教育

          1 生成AIの時代ChatGPTに代表される生成AIの登場は、AIを使う人の数を圧倒的に増やした。コードを書かなくても英語や日本語でAIに指示が出せる。その影響力は半端ないことになりそうだ。これはもはや確定的な現実だ。 おそらくあと数ヶ月のうちにネット検索の世界は劇的に変わってしまうだろう。そして、プログラムが多少できれば稼げた時代が終わり、これまでにない組み合わせや解き方が極端に求められる時代が来る。 先月1月はじめのコロナ休暇中に、中学生にWebサービスの提案をさせたこ

          生成AI時代の技術教育

          「未来の教室」の今

          CAI発祥の地 2022年11月25日(金)つくばカピオで開催されたつくば市ICT教育45周年記念大会に参加した。日本のコンピュータ教育は、1977年に竹園東小学校で産声を上げた。会場で当時のビジョンがどうやら「マイコン・クラスルーム 未来の教室 CAI教育への挑戦,中山和彦 東原義訓,筑波出版会,1986/5/28」という本に書かれているらしいことを知る。帰宅後すぐに中古本をポチった。  壇上で信州大名誉教授の東原先生が、つくば市教育長の森田先生と語る。当時からCAI研究の

          「未来の教室」の今

          #技術の学びリンク

          facebook,twitter,noteなどのネット上で,#技術の学びリンク を使うことは以下のことを意味します。今後このハッシュタグを書くことは,以下の内容に合意して投稿してくださったと考え,様々なSNS上での投稿を束ねていきたいと考えます。 1 技術の学びを共有します。 様々な立場の人たちの技術(Technology)にかかわる学びを広く共有します。 2 CC BY NC を前提とします。 誰の手によるものかを明記,かつ非営利なら,共有改変を認めることを許諾します。

          #技術の学びリンク

          #技術の学びリンク に込める思い

           かつて「アイディアの連鎖」という言葉を使って中学生ロボコンでの生徒の学びを解説しました。この記事に添付した図は2007年当時の茨城県南地区ロボコン大会で,学校を越えてアイディアを共有し発展させた疑似特許実践です。当時阿見町立朝日中学校におられた山口治先生が,疑似特許出願時に書かせた「何を参考にしたのか」を1つの事例について抜き出して手作業でまとめてくださったものです(詳しくはこちら)。そして当然この疑似特許実践は,長野の村松 浩幸先生らが長野ロボコン(N-robo)で実践し

          #技術の学びリンク に込める思い