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執筆は趣味。楽しみながらアウトプットをする[五十嵐 邦明さん]

フリーランスエンジニア五十嵐邦明さんへのインタビュー

Techpitでは電子書籍の作成を通じて、これまでにない新しい執筆体験を目指しています。教材を作成されている方たちの多くは書籍などの執筆体験を抱負にお持ちです。その執筆体験を共有いただくのが、このインタビュー企画になります。

今回は、五十嵐 邦明さんにお話を伺いました。

 Q:自己紹介からお願いします

五十嵐 邦明と申します。Twitterアカウントは@igaigaです。

Ruby on Railsのフリーランスエンジニアをしています。書籍はこれまで『ゼロからわかるRuby 超入門』や『パーフェクト Ruby on Rails』などを執筆してきました。

分かりやすいと言ってもらえるのが嬉しい

Q:初心者向けの書籍が多いですが、それは五十嵐さんのこだわりですか?

こだわりではないですが、これまでにない本を書きたいという思いがあります。Rubyは元々、他の言語を経験してから利用しはじめる方が多い時期が長くありました。

しかし、最近ではRubyを最初のプログラミング言語として選択される方が増えてきています。

そうした方たちからすると、既存の書籍はちょっと難しいと思われていました。そこでもう一段分かりやすく、たとえばキーボードの入力方法やエラーメッセージの読み方などの基礎も含めてちゃんと伝えられるような書籍を書きたいと思ったのが『ゼロからわかる Ruby 超入門』になります。

Q:Ruby 超入門には可愛いキャラクターが描かれていますが、その辺りも関係しますか?

そうですね。書店に並んでいた時に可愛いというだけで買ってくれる方がいます。それは共著者の方とも話して、可愛らしい本にしたいという考えがありました。ただ、可愛らしさだけでなく、イラストレーターの方にとても助けてもらっています。

たとえばif文があった時に、これは二者択一ですという説明は書いてあります。でもそれを日本語だけでなく、イラストでビジュアル化されることで一目瞭然になります。

私がアバウトなラフを描いて、それをイラストレーターの方が意図を汲んでイラストにしてもらいました。イラストレーターの方が元々プログラミングを学ばれていたということで、とても助けられましたね。

Q:読者の方からどんなフィードバックをもらいましたか?

分かりやすいと言っていただけるのが一番嬉しいですね。対象が初学者なので、具体的なポイントを言ってくださる訳ではありませんが、分かりやすいというのが一番大事なポイントだと思うので、そういう感想が一番嬉しいです。

リライトを繰り返した2年間

Q:思い出に残っている書籍はありますか?

『ゼロからわかる Ruby 超入門』は校了までに約2年かかっているので、一番印象に残っています。書いていく中で何度も読み返して、書き直した部分も多かったです。

ただ、Rubyは後方互換性が維持されているので、初稿の時がバージョン2.3で増刷の時が3.0でしたが、ほぼ前のコードがそのまま動きました。

執筆時で苦労したところで言うと、内容を直したいんだけど直し方が分からないといった時がありました。そうした時には知り合いに相談して、書きたい内容と実際の内容を読んでもらった上で、フィードバックをもらっていました。

Q:執筆する上で注意されていることはありますか?

読み手は全員違うということと、内容の順番を重視しています。読み手が一度に受け取れる新しい情報は1つにしたいという考えがあって、新しい内容が複数現れないように注意していました。

元の順番のままだと一気に3つ新しいことが出てしまうけれども、順番を変えることで1つずつに分解できたりします。授業のカリキュラムにも通ずると思いますが、詰め込みすぎにならないように注意しています。

その辺りが先ほどのリライトに関係します。新しいアイデアができたら実際に書いてみて、前のものと読み比べて良い方を採用していく、駄目だったら捨てると言った作業を何度も繰り返しました。

アウトプットは趣味

Q:執筆時間はどのように確保されていますか?

朝起きて仕事を始めるまでの時間を充てています。職場の近くで朝ご飯を食べて、そのまま執筆を行うと言った具合です。書く内容やアイデアはあらかじめ考えておいて、執筆時間はアウトプットするだけの時間としています。

技術書なのでサンプルコードの量が多く、そうしたコードを考えるのは隙間時間であらかじめ行っています。

Q:Techpitで販売されている書籍について教えてください

現在は以下の書籍を販売しています。RubyやRuby on Railsの初学者向けの書籍になります。

『RubyとRailsの学習ガイド 2021 | Techpit』

『Railsの教科書 | Techpit』

Q:五十嵐さんにとってアウトプットとは何でしょう?

端的に言えば趣味ですね。楽しいからやっています。仕事として取り組んだ訳ではないから、2年もかけることができたのかなと。

もちろん、新人研修で使ってもらったり、仕事でもフィードバックがあったので良かったと思います。

書籍は書いて終わりではなく、修正も多数入りますし、書店で並ぶまでも時間を要します。販促用のブログ記事を書いたり、色々手間がかかることを考えると趣味としてできないと大変ですね。

生活の一環とも言えるかも知れません。

ありがとうございました!

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