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2023天皇賞秋

先週の菊花賞を勝ったのは大外枠のドゥレッツァでしたね。
本命にしたソールオリエンスは3着までの結果。

◎⑭ソールオリエンス👉3着
▲⑦タスティエーラ👉2着
▲⑪サトノグランツ
△⑮ファントムシーフ
△⑱ドゥレッツァ👉1着


ワイド2点的中で馬券勝負で勝ったが、レースは完敗だった◎ソール。

大外枠から一気にハナを叩き、途中から番手でレースを進めて直線から一気に押し切るという、普通なら惨敗もおかしくない破天荒なレースぶり。
それを勝ってしまうのだから、馬もさることながら鞍上ルメールの騎乗ぶりには脱帽するほかありませんね。
何しろ倒した相手が春クラシック二冠を勝った2頭、特にダービー馬タスティエーラはぶっつけ本番だったことを考慮すれば負けて強しの2着。
一方、皐月賞馬ソールオリエンスは人気を考えればこの3着は完敗、距離伸びて着順を落としているように本質的には二千がベストでしょうけど、成長力にも課題を残した印象ですね。
一方、勝ったドゥレッツァはこれで5連勝、しかも前走条件戦からだったわけですから、この世代は新興勢力が次々と出現するタイプなのかも知れませんね。
次走は未定ながら、有馬記念で古馬相手に走ってもらいたいのですが、どうなんでしょう。

【天皇賞秋】

さて、今週はその古馬王道路線の第1戦である天皇賞秋、天皇陛下がご来場するという天覧競馬という意味で、注目の一戦です。
頭数こそ11頭と少ないですが、出走馬の中身が濃いのなんの。
3歳世代は不在ですが、ディフィンディングチャンピオンのイクイノックスを筆頭に前年のダービー馬ドゥデュースに大阪杯を逃げ切ったジャックドール、春天の覇者ジャスティンパレスとGⅠ馬4頭をはじめ、10頭が重賞ウィナーですからね。
特に人気を集めそうなのはイクイノックスで、この馬をにした一戦になりそうですが、目標は次のジャパンカップ。
何しろ秋天の1着賞金が2億2千万円なのに対し、JCは5億円、更にイクイノックスは春に指定レースのドバイSCを制しており、JCを勝てば1着賞金5億円に加えて報奨金200ドル(日本円換算で約3億円)を得られ、総額8億円が貰えるから、その意味でも秋天は前哨戦扱い。
地力であっさりもありそうですが、ここを目標に調整してきた馬もいるし、取りこぼしもあると見ています。
それに、今回が3回目の天覧競馬ですが、過去2回の結果を見ると1人気がいずれも2着に負けているんですよね。

2005
1着ヘヴンリーロマンス 14人気 2:00:1
2着ゼンノロブロイ 1人気 頭
2011
1着エイシンフラッシュ 5人気 1:57:3
2着フェノーメノ 1人気 1/2

そして勝っているのはいずれも人気薄、というよりは人気の盲点になっている馬なのが面白いところ。
ヘヴンリーロマンスは前走の札幌記念の覇者出し、エイシンフラッシュはダービー馬ですからね。
今回も金星を挙げるならそういうタイプの馬と見ています。

◎⑦イクイノックス

そんなわけで、今年の秋天はイクイノックス軸不動の一戦。
前走の宝塚記念はスルーセブンシーズにクビ差まで迫られたものの、ドバイ遠征後で調整が難しく本調子でない状態ながらの勝利で、今回は前述の通りジャパンカップが最大目標で叩きの一戦ながら調整過程は前走とは打って変わって順調ならば、ここはあっさり勝ち切るシーンはあってもおかしくありません。
近5年は5連勝と十八番としている天栄調整馬だが、今年の出走はこのイクイノックスのみだけに、8~9分仕上げでも格好はつけられると見ます。
但し、取りこぼしもあり得るとしてあくまでも軸としての本命。

逆転候補は同世代のダービー馬ドゥデュースだが、ドバイターフが取り消しだったとはいえ半年以上の休み明けで、本質的に叩き良化のタイプ。
京都記念こそ4か月ぶりで圧勝しているが、相手が軽かっただけに当然で、こちらも目標が先(JCか香港)とならば、足元を掬われる可能性も考慮しなければなりません。
そんな訳で、同世代二頭の間を割って入る可能性がある馬としての爆穴として、ジャックドールを指名。
前年の当レースは同型パンサラッサがハナを切る展開で番手を控える形で4着。
今回はそのパンサラッサが不在で、最内枠のノースブリッジの出方次第ではあるが、単騎逃げに持ち込める相手関係ならば、やるべきは一つ。
古馬に入って逃げは[3‐0‐0‐1]で、唯一の馬券外も落鉄が影響した大阪杯の5着ならば、昨年当レースの結果で降ろされた鞍上の再登用で雪辱に期待したい。

札幌記念を制して臨戦、6戦6勝の鞍上を配して臨むプログノーシスは相手関係がカギも、2走前の香港QE二世C2着もあるように充実期で、良馬場の今回はポテンシャルの高さで浮上の余地はありそう。
春天の覇者ジャスティンパレス、昨年3着ダノンベルーガ、今年の安田4着で芝2000m[2‐1‐0‐0]と底を見せていないガイアフォースを三連系の押さえとします。

【結論】
◎⑦イクイノックス
▲③ドウデュース
▲⑨プログノーシス
★⑩ジャックドール
△④ダノンベルーガ
△⑤ガイアフォース
△⑥ジャスティンパレス

無①ノースブリッジ
ジャックドールが外目の枠に入ったことにより、最内枠に入った同馬の出方次第でハナを切るシーンもあり得るが、ジャックドールとの兼ね合い次第ではペースのカギを握るのは間違いない。
無②エヒト
本質的に小回り平坦向きで、実力が問われる府中で相手強化のGⅠの一戦だけに、静観。

無⑧ヒシイグアス
全盛期は5~6歳期で、年齢的に上積みは疑問か。

無⑪アドマイヤハダル
前走の別定GⅡで4着は健闘も、実績的に重賞未勝利で見劣り、得意舞台で入着級はあるくらいか。



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