見出し画像

DTM初心者が機材を揃えた後にやる事。

以前DTM入門者向けにざっくりした買い物ガイドを書きました。

今回はこの続き、機材を一通り揃えた後にやるといいことを紹介しようと思います。


・DAWの操作方法を覚えよう

各種DAWのマニュアルを読むのももちろんお勧めですが、より分かりやすくチュートリアル的に解説している書籍が売っているので、そういうのを買って実際操作しながら読んで学ぶと習得が早いと思います。DAWに慣れるには結構時間がかかるもの。3か月~半年くらいはかかるもんだと思っておけばいいと思います。



・楽譜の読み方、初歩的な音楽理論を習得しよう

なにも初見でピアノが弾けるレベルにならなくてもいいです。なんならリズムだけでもいいので、楽譜について学んでおくことをお勧めします。これは後述する「バンドスコアなどをコピーする」で必要になります。音楽理論に関しては、コード進行のルールを把握しておく程度で十分です。より深く学びたくなった人は専門的にやってもいいですが、理論に強い人が良い曲を書けるとはかぎりません。理論に弱い人も絶望する必要はありません。初歩的な、スリーコード、ダイアトニックコード、ドミナントモーション、トゥーファイブ、などの単語の意味が大まかにわかればこの時点では充分です。

古い本で新品では手に入らないようですが、良書。小難しい理屈をこねくり回して変な曲を量産してしまうくらいなら、このくらい簡単な理論でしっかりした曲を作ったほうがいいと思います。


・自分がDTMで作りたいジャンルを決めよう

「BGM制作で収入を得たい」「ゲームや劇のBGMを作りたい」みたいな人は、幅広くいろんなジャンルの曲を作れなければいけないので、まずは世界の様々な音楽ジャンルの勉強から始めることになります。

そうではない、趣味のDTMなら、作りたいジャンルを3つくらいに絞って聴きまくってください。好きな曲はリストアップしておきます。各種サブスクを利用するのがおすすめ。ディスクガイドや歴史について学べる本などでジャンルの成り立ちや変遷を理解しておくこともとても役立ちます。


・スコアをコピーしてみよう

今はネットなどでも入手可能なバンドスコア。これをDAWに入力して、曲を再現してみましょう。こういった練習をコピーと言います。バンドスコアや楽譜がない曲の場合は、耳で聴いてコピーすることになるので少々大変です。完全コピーしなくてもいいし、なんなら曲の中で気に入った一部だけでもいいのでやってみましょう。DAWに慣れる意味でも、しばらくはコピーばっかりやってる時期があってもいいと思います。


・いよいよオリジナル曲!

ある程度スムーズにコピーができるようになったら、オリジナルに挑戦してみましょう。最初はプロの曲を「お手本」にするとよいと思います。BPMや展開のタイミング、楽器の種類や数などを真似ることで、近いニュアンスの曲を比較的簡単に作る事ができます。作曲用に立ち上げたプロジェクトに、お手本の音声ファイルを1トラック置いておくと音色の研究もできて捗ります。


・曲が出来たら公開しよう

曲が出来たらぼくに聞かせてください。的確なアドバイスとかはできないかもしれませんが。時々「自分は曲が作りたかっただけで、公開はする気ない」みたいなことを言う人もいます。それも尊重しますが、ぼくの考えとしては、音楽は演奏者と聴衆がいて初めて完成するものだと思っています。

まあ、公開したところでなかなか聴いてもらえないものなんですが。


めげずに投稿を続けてほしいと思います。ぼくに連絡いただければ拝聴させていただきますので、最低でも1人には聴かれることになりますね!

以上になります、最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?