technical

大喜利をやっています。「もうお題と話すしかない」とか、今は「大喜利三昧」というブログで…

technical

大喜利をやっています。「もうお題と話すしかない」とか、今は「大喜利三昧」というブログで、大喜利について書いています。現在意識的に、「誰がやっているか」ということに関係のない階層での、大喜利とは何なのか、という捉え直しをしています。

最近の記事

アマチュア大喜利へのいざない~大喜利って芸人がやるもんだろと思う人にこそ読んでほしいこと~

そういえば書いていなかったことがありました。 最近はただ大喜利をやるということよりも「大喜利というゲーム」について考えることの方が多く、それはそれで、と自分では思っています。 大喜利は言葉を使ったゲームなので、それを実際にやることのみならず、それについて考えることもまた楽しみの一つです。また、必ずしもそれを考えることや、それについて議論することがただ一つの答えを生まないとしても、そういった時間自体が楽しいものなので、それはそれで良いのです。 大喜利について考える・考

    • お題の作り方

      6/6 とりあえず 大喜利にとってお題は大切なものです。なのに「大喜利 お題 作り方」で検索してもそれっぽいのが出てこなかったので作りました(実を言うとそれっぽいのは出てきましたが実践的ではありませんでした)。更新していくかもしれません。ちなみに、もうすでに「大喜利のお題の作り方が分かる」方向けではありませんので、そのへんはご了承ください。 --------------- もくじ ・基本 抑えておきたいこと 分かりやすい文章を心がける 2つの相反するイメージを使う 足

      • 焼きたて海老のオイスターソース

        何かを面白いと感じるためには、まず、その人や物に対して1%の好意がなければならないと思う。100%まじりっけなく嫌いなものでは、きっと笑えない。無関心でもいい。笑えるということは憎めなかったということだ。あるものを憎むことをあきらめた時に、きっと笑えるのだと思う。ということを最初に書いておく。 大喜利には、現時点では決して統一された形があるわけではない(ある程度、こういうものが大喜利だよね、という共通の了解は得られているけれども)から、誰もが自由に解釈して、ぐにゃぐにゃとそ

        • IPPONグランプリ第11回の解説

          11回もやっていたんですね。前回の解説はニコ生で詳細に行ったのですが、ニコ生のプレミアムアカウントでなくなってしまったので、今回はブログで失礼します。 バカリズム(9大会連続10回目)(12S) 確実に積んでるエンジンと場数が違います、大喜利のエンジンがちゃんと脳の中にある。すべての答えが大喜利の公式によって導き出されているように感じる。逆にそこが弱点で、サドンデスになると途端に決め手の一撃に欠けるきらいがあります。これは公式型プレイヤーの大きな弱点であって、サドンデスの

        アマチュア大喜利へのいざない~大喜利って芸人がやるもんだろと思う人にこそ読んでほしいこと~

          キッチンにはもうかぼちゃしか残っていない

          企画大喜利という分野がある。 ただ大喜利をするのではなくて、ある程度の定められた目標に向かってその場のメンバーが同じ行動をとるという物が多い。つまりただ大喜利をするということは、最初の段階ではどのような方向に向かっても良いわけである。笑いを取っても良いし、笑いを取らなくても良い。 もともと大喜利が大喜利であるための最低前提条件が「お題に対して応答しているとみなされること」であるので、応答したとみなされるすべての行動を大喜利の回答とみなさなければならない。これはもちろん最低

          キッチンにはもうかぼちゃしか残っていない

          ポパイと夢のほうれんそう

          遂にこのテーマを書いてしまう(僕の脳の中だけの“ついに”だけど)。 前々からというか、大喜利を始めた当初から思っているのだが、残念ながら僕は素人なので、大喜利には自信がない。自信がないというか、いくら面白いと言われようと(たま~にある)、少し票が入ろうと(たま~にある)、大喜利において自分に与えられた評価に、根拠のなさを感じてしまう。 お前が自分に自信がないだけだろと言われれば、そうです・・・とうなづくしかないのだが、まあつまりずっと疑っているわけで、今出したこれ評価されて

          ポパイと夢のほうれんそう

          パンはすぐ焼ける

          ・そしておいしい 「素人大喜利の人はなぜ大喜利にしかほとんど興味がないのか、という疑問に対する考察や、その他もやもやしていること」を読んだので、書きます。 これは感想的なモノも含んでいるので、できれば読んでからこれを読んでほしいとは思います。 ・・・・ 「素人大喜利」はすぐでき、すぐに認められる。コミュニティの中で評価される。これは第一。物事には順序がある。元来、笑いの場において文脈は2つしか存在しなかった。それは「笑いで生計をたてているかそうでないか」ということ。「

          パンはすぐ焼ける