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ゲームサントラアルバム『フラグメント』各曲紹介

架空のゲームや実際に作ったゲームのサントラをまとめたアルバム『フラグメント』をCOMITIA142で頒布しました。この記事では、その楽曲や収録されたゲームについてご紹介していきます。
リンクも一部貼っているのでよければお聴きください。ちなみにアルバムの方はサントラによくある2ループ入りの仕様に変更しています。

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01 アクアフォビア(『ビートフリップ』より) / 2022

Unity1week応募作品『ビートフリップ』のタイトルBGMです。
最初はゲーム本編の曲もこの雰囲気でいこうとしてたのですが、あまりにも落ち着きがありすぎるということでボツに。本来作る予定のなかったタイトルBGMに落ち着きました。タイトルに特に意味はない。

02 ビートフリップ(『ビートフリップ』より) / 2022

『ビートフリップ』のメインBGM。シンプルなゲーム性と可愛い感じのグラフィックに合ったチップチューン風の明るい曲です。3時間前後で作ったはずなんですが、かなり綺麗にまとまっている気がして好きな曲。作る時カービィの『バブリークラウズ』を聴いた覚えがあります。

03 オンパーズのテーマ(『OMPERS!!!!』より) / 2020

「複数人向けのバトルロイヤルパーティゲームの企画をする」という機会があり、それに合わせて制作した曲です。
キャラクターデザインが最初に決まっていて、ワイワイ遊ぶパーティゲームのイメージとチップチューンを組み合わせました。ドラムがTR-808的な音になってますが、こういう一部だけファミコン音源じゃないみたいなのも割とありな気がします。

04 タイニー・エンカウント! / 2022

「イラストと音楽を合わせて制作しよう」「通常戦闘曲作りたい」という思念の元生まれた曲。最初から純粋に「架空のゲームの音楽」というコンセプトのもと作った曲ということにもなります。
自分の好きな通常戦闘曲を聴きまくった上でその雰囲気をなんとか再現しようと頑張った記憶があります。特にアサノハヤト氏の『雲雀東風』や『OVERDOSE』はすごく意識していました。サビの爽快感が個人的にいい感じだなと思います。

05 スプーキートレイル(『スプーキートレイル』より) / 2021

『スプーキートレイル』は、幽霊の女の子レイカが主人公の2Dアクションゲーム。透明化を駆使して進む、スニーキング要素のあるゲームでした。あんまり開発がうまくいかなかった苦い思い出のある作品です。
こちらはタイトルBGM。作った当時セールで買ったトイピアノの音が上手くハマって嬉しかった気がします。

06 サマヨエル(『スプーキートレイル』より) / 2021

メインBGM。本来チュートリアルBGMとして作っていて、もっとハデめな曲がのちに待ち構えている予定だったのに結局チュートリアルステージしか作られず実質メインBGMとなった曲です…。そのため少々地味なんですが、不気味さがあってこれはこれでありかも。

07 ゾンビー(『Zombie Walk』より) / 2020

世に出なかったゲームの曲。グラフィックでも参加して頑張ったのにプログラムが完成せず音楽も実装されなかったというこれまた苦い思い出があります。
ゾンビが主人公のゲームで、どんどん敵(村に住む農民など)を喰ってパワーアップしていくという想定のゲームでした。ゾンビらしい不気味さや、テンポがだんだん早くなっていくことによる焦燥感を狙いました。この曲で初めて途中でテンポを変える機能を学んだ気がします。

08 メトロルインズ / 2018

地下鉄異世界ダンジョンの曲。確かRPGツクールで開発予定で頓挫してしまった作品に向けたもので、「駅などの公共施設で鳴っているあの音がずっと流れている曲を作ろう」というのが出発点だったはず。当時は知りませんでしたが、ちょっと『柴又』っぽい発想かも。この曲以降古い曲が続きます。

09 モノトーンフレア / 2018

「ボス戦っぽい曲作りたい」と思って作った曲。『タイニー・エンカウント!』と近しい発想ですがこちらの方がかなり古いです。ループの仕方がかなり自然で好きです。

10 The Battle of RPG Maker(『リトルレトロトリップ』より) / 2017

初めて発表したゲームの、初めて作曲した曲です。これだけピストンコラージュというソフトを使って制作しています(以降はCubase、Logic proなど)。そのため同じツールを使っている『洞窟物語』らしさが少しだけある気がします。初めてにしてはかなりがんばってる。

11 Rect(『Windows Outside』より) / 2022

レクトのテーマ。無機質なイメージ。

12 Launch(『Windows Outside』より) / 2022

チュートリアルステージBGM。穏やかで温かいけど機械っぽい。
本作の楽曲はなんとなく『マリオペイント』や『スプラトゥーン3』のヒーローモードの曲を意識していますが、そんなに似ませんでした。

13 Approach(『Windows Outside』より) / 2022

前半BGM。打って変わって明るいです。ゲームの雰囲気の割に明るくなりすぎたということでボツにしようかとも思ったのですが、せっかくなので入れました。結果的に緩急が出ていい感じになったんじゃないかと思います。

14 Glitch(『Windows Outside』より) / 2022

後半BGM(ガイストの登場から)。ループは3曲の中で最も短いですが一番お気に入りの曲です。険しくなってきたステージにもいい感じに合っている気がします。ロックマンシリーズのワイリーステージをかなり意識しました。

15 MAGICA STRIKING BACK / 2022

本作の書き下ろし楽曲。上のは試聴版で、実際は1ループ3分のかなりの大作になっております。
「ボス戦っぽい曲作りたい」という動機は『モノトーンフレア』と同じですが、アルバムの最後の曲ということもあり、ある種の総決算のような曲にしたいと思って作りました。
その結果何を思ったか「toby fox氏やZUN氏を全力でリスペクトした曲にする」という方向になりました。タイトルの元ネタや使用しているサウンドフォントなど、わかる人には推理の必要がないレベルだと思います。
理由としては、自分の音楽の原点だし、お二方とも同人CDに関わりがあるため丁度いいのではないか、といった感じです。それに、あからさますぎるリスペクトは実際のゲーム制作で使うととあんまり良くないので、やってしまうならこういう場しかないというのもありました。
加えて、『The Battle of RPG Maker』以前から自分の頭にこびりついていたフレーズを使うことにしました。サビの最初のフレーズです。
他にも、ただリスペクトするだけじゃなく自分が好きな変拍子のパートを入れてみたりもしています。
余談ですが、パソコン音楽クラブをリスペクトして使用しているJV-1080にたまたま東方っぽい音が入っていて(確かZUN氏もRoland製のシンセを使ってた)助かりました。



まとめ

以上になります。ごちゃごちゃだけどどこか統一感のある感じに仕上がったんじゃないかと思っております。気に入っていただけたらうれしいです。

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