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ベルギー (ブリュッセル その1)

イギリスから初の海外旅行へ

イギリスに住み出してから、会社の都合ですぐに3連休がとれることになった。

家に至って仕方がない。イギリスにいる期間は短いと最初からわかっているのだから、時間があるなら回れるところをとにかく回ってみたかった。

また、時期は4月末。出かけるにはとても良い季節だと思ったし、この時期だから行けるところなどないか、周りの方におすすめを聞いてみた。

すると、この時期だけやっているオランダの公園があると聞いた。
なので、そこを目的地として短期旅行の計画を立てて出かけていくことにした。

勧められたのはユーロスター。
鉄道でイギリスから大陸まで行けるのは知っていたが、乗ったことはない。
折角の機会なので使ってみることにした。

ただしそうなると、ベルギーで止まって、乗り換えてオランダに行くことになる。
そこで、ついでと言ってはなんだがベルギーも観光で回ってみることになった。

メジャーどころのグランプラスへ

ユーロスター 日本ではお見かけしない鉄道の形

ユーロスターに乗る前に、パスポートコントロールがあった。
イギリスは、シェンゲン協定というものに入っていない。
シェンゲン協定とは、国境管理を簡単にするために、各国間で結ばれた協定。
ここに加盟していると、パスポートの確認なしで国境越えができるのだ。

昔から排他的なイギリスは、この協定に加盟していない。
だから、イギリスから出る時も、イギリスに入る時もパスポートを確認される。
最初は正直に言って、手間だなと思っていた。
でも結局、パスポートコントロールが入るということは、印鑑を押されるので、結果的に記録として残るのだ。
今振り返ると、私にとっては手間ではあっても、良い思い出になった。
イギリス拠点の旅で、本当に良かった。

ともあれ、ユーロスターでブリュッセル駅に着いて、すぐにホテルへ。
荷物を預けて、早々に観光へ行きたかったからだ。
まずは最もメジャーな観光地、グランプラスへ向かった。

グランプラスに入れば、嫌でも目につくヨーロッパ風の建築

実は、ベルギーは以前来た事があった。
仕事でオランダに長期出張で行った際、知り合いに連れていっていただいたのだ。
ただ、やはり旅行は連れていってもらうだけだと、記憶に残りづらいもの。
行ったことは覚えているけれど、記憶が不鮮明なのだ。
まるで、酔っぱらいのような発言になっているが、、、

今度は自分で場所も調べ、交通機関も自分で調べていった。
そうするとやはり記憶に残るもので、今でも鮮明に覚えている。

今回は複数人で行った上に、あまり海外旅行に慣れているメンツでもなかった。
そこで、駅からさほど遠くなかったこともあり、タクシーでホテルまで向かった。
この時の記憶は、今でもはっきりと覚えている。

タクシーの運転手にチップをどう渡すか、という話だった。
既にこの時でも、チップを渡さなくても別におかしくない状況だったのだが、海外旅行に疎い我々は、いくらくらい払えば良いかわからなかった。
でも、運転手にその会話をしていると知られたくもなかった。

そこで、ここは理解が難しいだろうと思われる日本語を駆使した。
”心付け、いくらにしますか?”という会話にしたのだ。
チップ、というと、理解されかねないからだ。
一緒に旅行に行った方も、すぐに理解していただけて、スムーズな会話になった。

こういう時、周りと全く異なる言語を使えるというのは便利だな、と思った。
その反面、旅先の言葉は全く理解できないけれど。
こんなちょっとした事が、旅行を通して体験する事なのだと思う。

ホテルからグランプラスは、徒歩で辿り着けた。
行く途中に、しっかりとベルギーワッフルを購入し、完全におのぼりさん。
これもまた楽しかった。今でも、どのお店で買ったか覚えているくらいだ。

グランプラスは、世界遺産となっている大広場だ。
ぐるっとゴシック建築とバロック建築が取り囲んでいる。
これだけでも、既に私はとても興奮したのを覚えている。
まだ慣れていなかったものなぁ、と振り返っても思う。

ブリュッセルだけでも、まだこれから色々回った。
これからどこにいったかは、次に譲ろうと思う。

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