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自信があるときこそ注意!職場での意見の違い

人それぞれ感じ方・考え方は違う。

「そんなことはよく聞くし、もう知ってるよ」と理解している。私はそう思っていました。でも、実際にはそうもいかないみたいです。

職場での出来事

それは先日、職場での出来事です。私は工場の2交代勤務で、主に職場で造った製品の測定・評価をしているのですが、夜勤で出勤してすぐに再評価の依頼がきました。

再評価をしてほしい理由は、昼勤の人が評価した結果がNGだったので納得いかなったからだそうです。そこで、私の同僚が再評価をして評価が一応OKとなりました。

この測定の評価なのですが、やり方によって評価が左右されます。大きく変わるわけではないですが、私から見て最初に評価をした昼勤の人は厳しめの評価をする人です。

で、今回の件ですが、同僚の再評価をするところを見た感じ、昼勤の人がかなり四苦八苦したのではないのかと予想できるデータが残っていました。

私の見た感想は「何度も評価したけど、どれだけやってもNGだったんだろうな」です。自分のやり方が悪いのではないか、でも何度やってもNGだ。心苦しいけどNGで評価するしかないな。そんな様子が伺えます。

しかし、再評価が終わった同僚は少し憤って、こう言いました。

「わざとNGを出したようにしか見えない」

私は予想外の言葉に驚いていしまいました。同じものを見たのに感じ方が正反対だったっからです。

厳しい評価をする人ですが、わざとNGを出すような人ではない、と私は思っているので、「それは違うんじゃないのかなー」と私は率直に感じました。

むしろ、この同僚に少しの不信感を抱いたぐらいです。

自分の考えが正しいと思っていた

ここで、ふと気づいたのです。

「でも、本当のところは分からない」と。

私自身の考えが正しいと思い込んでいたから、同僚の意見があたかも間違いであると確信していました。

これは、『フォールス・コンセンサス(偽の合意効果)』という認知の偏りで、「みんなも同じように考えているはずだ」と無意識に自分の考えが正しい・多数派だと勘違いしてしまう現象です。

このフォールス・コンセンサスが発生したときに、違う意見や考え方が出てくると、今回の私のように「あの人は間違っている」「そんなわけないじゃん」と、なんの根拠もなく否定してしまいます

一旦落ち着いて考えてみると怖いですね。自分の考えが正しいと思っていたなんて。

おわりに

今回の職場での出来事を通して、急な意見に反応するとき自分の考えに自信があればあるほど、相手の意見に耳を傾けなくなってしまうということに気づきました。

この経験を踏まえて、今後は次のことを心がけたいと思います。

まず、異なる意見が出たときには一呼吸置き、相手の意見をじっくり聞く。また、意見が対立した場合でも「人の意見は違って当たり前」と現在の状況を見直すことを習慣化します。こうした行動を通じて、多様な考え方を受け入れる柔軟性を養っていきたいです。

あらためて『人それぞれ感じ方・考え方は違う』と感じた、そんな一日でした。

なんにせよ、反省・学び直しの繰り返しです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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