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日本人が持つ最強のツール

ツールってそれを使うことで、だれもが再現性をもって望む未来を創ることができる物。それを、日本人であることで「すでにそんな最強ツールを手にしている」としたら、あなたはどう感じるだろうか?今日はそんな、日本人が持つ最強ツールについてお話します。

日本人が持つ最強ツールとは

心理テクノロジスト ジーニーです。
普段はパソコン教室と
「楽読」という速読スクールの
インストラクターをやっています。

「楽読」をやって気づいたことの一つに、
実は「本を読む」って
すごく感覚的なことだというのがあります。

あなたは、自分が本を読んでいるときの
目の動き、内容の理解度、
記憶の引き出しの仕方、
そういったことを他の人に伝えることはできますか?

おそらくほとんどの人が
言語化できないと気づくのではないでしょうか?

パソコンと楽読を同時に教えることで
見えてきたことがあります。
それが、左脳と右脳、知の探求と知の深化、
ロジカルシンキングとアナロジカルシンキング、
そういったことのどちらもが必要だということ。

そして、日本人はその両方を
どちらも拡大していくことのできる、
最強の日本語というツールを持っている。

僕のいう日本語は、正確な日本語、
美しい日本語、伝統的な日本語という
意味ではありません。

文化として多くの言語を取り込みつつ、
独自の進化を続けてきた日本語。
英語や古い言葉の意味を取り込みつつ、
拡大していったツールとしての
日本語についてのお話です。

ロジカルシンキングの限界

4年前まで僕はサラリーマンでした。
パソコンやスマホのアプリを開発する
ソフトウェアエンジニアや、
そのソフトウェア開発プロジェクトの
プロジェクトマネージャ。
いくつもの開発プロジェクトを抱える
一課の課長をさせて頂く機会もありました。

そんな中磨いてきたのが論理的に話を組み立て、
人に伝えるという技術です。

ロジカルシンキング、結論から話す、、、など。

論理的に筋が通っていることは大切です。
でも、それではうまく行かない
事態があるんですよね。

計画通り進まないプロジェクトにイライラして、
メンバーの論理的でない説明にダメ出しして。
「正論ではわかるけどね、、、」「正論だけじゃだめなんだよ」

特許のときのアイデア出しなんて、、、
何時間考えてもロクなアイデアが浮かばなかったっけ?
ブレーンストーミング、、、でも出てこない。

じゃぁ、その先は?
そこで思考停止していました。
どうすればいいんだよって。
今はロジカルシンキング、
思考の対局にある感情を使う方法を知りました。

そして、そのためのツールとしての側面が
日本語には備わっているんです。

漢字、ひらがな、カタカナを使う日本人

日本人って器用だと思いませんか?

中国から漢字という文化を取り入れ、
変体仮名を経てカタカナと、
ひらがなを作り出した。

右から左への表記だった文化を
時代とともに左から右に変えてみたり、
縦書きを横書きに対応してみたり、
そのおかげで途中に
英文を取り込むなんてこともできる。

イスラム語などの右から左に書く言語に、
英文が入るとどうなるかご存知ですか?
右から左の文章の中に、
英単語の部分だけが左から右という形で
入ってくるんです。もうカオスですよね。

時代の変化とともに、
より良い文化を柔軟に取り入れてきた。
それが日本語です。

質実剛健な漢字。
その一字のなかに意味があったり、
別の漢字と組み合わせるような
パズル的な要素があったり。

字が作られたルーツを感じてみたり。

ひらがなのもつ柔らかさ、音の響き。
カタカナの持つシャープさ、軽快なイメージ。

これらを状況に合わせてミックスしたり、
音を起点に別の言葉を連想してみたり、
漢字を分解してその意味を作り上げたり。

知の探求と知の深化

知を探求するのが、
ロジカルシンキングだとしたら、
僕らはまだその片方しか
求めてきていないんじゃないかって思うんです。

いままで、ある対象を分けて、
これはそれとは違う。そうやって、
違いを明確にすることで、よりよく知ろうとしてきた。

ソフトウェアエンジニアとして、
プログラミングをするというのは
対象を分解して分解して、
役割を明確化して再構築する。

はるか昔の偉人には、数々の才に秀でた人が多い。
レオナルド・ダ・ヴィンチなんて、
音楽、建築、数学、幾何学、生理学、
解剖学、美術解剖学、人体解剖学、
動物解剖学、植物解剖学、組織学、
細胞学、博物学、動物学、植物学、
鉱物学、天文学、気象学、地質学、
地理学、物理学、光学、力学、
飛行力学、土木工学、軍事工学など、
ありとあらゆる分野に渡って
信じられないような業績を残した人だ。

でも、当時はこれを明確に
分離したものと捉えていなかったんじゃない
のかなって思う。

西洋の文化の流れの中で、
これは数学の分野だから、
これは地質学の分野だからと、
分けることによって知を探求してきた。

こうして、分けるに分けられないほど
分離した世の中で、これとこれは似てるよね、
おんなじだよね。
そうやって抽象度をたかめたりする
アナロジカルシンキングが注目されてきた。

僕の大好きな YouTube 講演家 鴨頭嘉人さん、
えんとつ町のプペル の西野亮廣さん、
みんなアナロジカルシンキングの達人だ。

そうして、対象をもっと深く求めたり、
いくつもの意味をもたせたり。
意味変によって、対象の価値を高めたりする。

ツールとしての日本語

そうしてみると、あらためて日本語のすごさに気づく。

漢字を使って、その意味を捉えてみたり、
ひらがなに変えることで、別の漢字を想像してみたり、
カタカナに変えることで、柔らかさを調整したり。

分解・意味解釈(左脳)と
音・やわらかさ(右脳)を自然に扱える言語になってる。
音を感じて、自分の内面に沸き起こる
感情と共鳴する音を探してみたり。

言葉遊びの中に、ロジカルな思考と、
アナロジカルな思考が両方できる
ようなツールとなっている。

さらに、書道という形で文字を書いたりもする。
文字を書くことは、一つの字と向き合う。
その営みの中でマインドフルネスのような、
ただ今を感じる時間を持てたりする。

思考のためのツールと、感性を磨くためのツール、
そんな機能を両方兼ね備えているのが日本語なんです。

おわりに

楽読というツールを使って、
読むという行為を意識化して、
固定観念を手放す。

心理テクノロジスト ジーニーは
そんな誰でもができるようになる「テクノロジー」と
「言葉」を通して潜在意識をうまく扱うことで
あなたの夢を加速するお手伝いをしています。

全国から Zoom 参加できる
楽読体験会では、
「速読って誰でもできるんだよ!」
という体験と、脳やココロのお話を
させていただいています。

風の時代をより軽やかに生きる学びを
深めています。気になる方は、ご体験
参加お待ちしています。


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