見出し画像

組織構築のプロがテックドクターのデジタルバイオマーカーの可能性を切り開く |  事業責任者 近藤さんインタビュー

テックドクターの湊です。テックドクターはウェアラブルデバイスを中心としたセンシングデバイスのデータから病気・病勢の指標となるデジタルバイオマーカーの開発をしています。
顧客基盤が向上し、チームが拡大し、事業開発チームとカスタマーサクセスチームの強化が必須となる中、9月から事業責任者として入社された近藤さんのインタビューです。
テックドクターの今の雰囲気なども感じて頂けたら嬉しいです。

数多くの事業立ち上げを経験し、ヘルステックへ

── ここまでの経歴など

まだ2000年代初期に大学でインターネットマーケティングを学び、インターネットに関わる仕事がしたいと考えネット広告の会社に新卒で入社をしました。当時は、ネット広告の可能性を強く感じより多くの人がそれによって幸せになると感じていました。
さらに2008年頃にTwitter(現 X)が出てきて、多くの人とコミュニケーションを取れる可能性を感じて誰よりも使い込んだことで、ネット広告業界では非常に多くの人に知ってもらえるようになりました。(当時、近藤さんのアカウントはネット広告に入社した新卒は必ずフォローするように言われていました by インタビュアー)

── 米国スタートアップの日本支社立ち上げなどを経験

新卒で入った会社で子会社の社長を務めた後、米国スタートアップ企業の日本支社の立ち上げメンバーとして転職しました。その後、上場後のGunosyで執行役員として営業部門の責任者などを経て、今年9月からテックドクターにSelfBase事業責任者として入社しました。

── 実は「カオスマップ」を日本で作った人

少し話が戻りますが、ネット広告の会社に従事していた際、アドテクノロジー業界を勉強する中で、シリコンバレーにどんどんスタートアップ企業が生まれていることを知り調べるようになりました。
すると、LUMAという会社が数多くの会社のロゴを領域や役割別で並べた資料「LUMAスケープ」を作っていることを知り、衝撃を受けました。
そこで、直接連絡を取って日本版LUMAスケープとして「カオスマップ」と名づけて日本に紹介をしました。今では、いろんな業界のカオスマップが作られていますが、実は初めて日本で許可を取り名づけたのは事実です。
そういう行動が価値を生むということは、スタートアップ業界にい続ける為に必須の行動原理ですね。

過去の経験を活かし、医療領域で大切な人達の課題解決に貢献できるかもしれない

── テックドクター入社の経緯ときっかけ

テックドクターには、湊さんが創業した時から色々な相談を受けて常に気になるチームではありました。そして、この1年で一気に事業と組織が成長してきた時に「これまでの経験を活かせるタイミング!」と感じました。
ただ一番大きいのは、自分自身が家族を持ち大切な人が身近にいる中で、医療や病気が自分にとって非常に重要なアジェンダとなったことでした。

テックドクターが取り組んでいるデジタルバイオマーカーのアルゴリズムやその技術が自分の人生に結びついてきました。
自分にも、データの力で世の中に貢献できることがであるかもしれない。そう思った時に、違う領域でも飛び込んでみようという気持ちになったことが経緯だったと思います。

社内でのあだ名は「にいやん」だそうです

── ヘルステックへのチャレンジ

これは、代表の湊さんもよく言っていることですが、テックドクターはデータとその解析技術をコアとしています。その点においては、自分自身の過去の領域と大きく変わるわけではありません。むしろ、アドテクノロジー領域など先行する領域で20年前から繰り返してきた様々な成功と失敗を、医療の領域で活用できるのは大きなアドバンテージだと感じています。

新しい領域に飛び込むにはもちろん勇気は必要ですが、テックドクターのチームは挑戦する人に対して、サポートをみんながしてくれるので、自分もそこまで苦労せずに飛び込めていると思います。もちろん、まだ知らないことが多くて戸惑うときもありますが、すぐに気遣って助けてくれるカルチャーがあり不安を感じることは一切ありませんね。

テックドクターで成果を出すための戦略的な組織作りを進めています

── 『TheModel』の発想で組織を築く

これまで数千人の上場企業から、数名の米国企業の日本支社まで、ほとんどすべてのステージの会社を経験してきました。特に前職では、(今ではいろんな会社が取り入れている)「TheModel」の仕組みをかなり初期から取り入れてセールスからプロダクト改善、事業予測に至るまで設計して組織作りをしていました。

テックドクターでもチームで話し合いながら、仕組み化を進めています。組織全体での予測精度を向上させることは、経営の安定化と顧客価値の向上には欠かせないものであると考えています。

オフィス中央に「大テーブル」を設置、自然発生的にMTGが行われる

── とらわれない発想とチーム力

テックドクターでは、エンジニアチームと事業開発チーム、データチームが、オフィス中央の大きなテーブルを囲んで、侃侃諤諤と議論する風景がよく見られます。
そこには、「こうでなければならない」という堅苦しい意見はほとんど見当たりません。「データを医療で活用する為には、こんな機能があればいいんじゃないか」「相手にはこういう提案をしたらわかりやすいのではないか」など、既存の仕組みにとらわれることなく、アイデアが生み出されています。
役割や職能を超えて、自由にアイデアが出せるのはチーム力だと感じています。

必要なのはベンチャーマインドと他業種からでもそれを強みにできる”自分ごと化”

── 新しいことを知りたいという気持ち

これまでに自分がいた領域のネットワークも大切ですが、違う業界にはさらにたくさんの人達がいるのは当たり前のことです。人生においてそこを知らないってもったいない!という気持ちを常に強く持っています。
知らない領域を知りに行き、新しい業界や新しい経済圏の人たちと関われることが自分の性に合っているのだと思います。
また、テックドクターでやっていることの価値を違う領域で活かすことも可能かもしれません。

── デジタルバイオマーカーはすべての業界の企業が活用できる

「デジタルバイオマーカー」という言葉は、まだ一般的な言葉ではないと思います。ただ、その人のフィジカルデジタルデータの組み合わせの中から何かの予兆や変化を予測するだけでなく、その人のリズムや持って生まれた何かしらの傾向も表現できると考えています。
これまで、テックドクターは製薬企業さんや食品会社さんに活用して頂くことが多かったのですが、デジタルバイオマーカーで表現できることは、もしかしたらより多くの産業で活用できるかもしれないと思います。
他領域からの挑戦だからこそ、そういったより広い発想を持ち込むべきだし、テックドクターにはそれを受け入れる柔軟なカルチャーがあります。

いつも笑顔の近藤さん

── 自分ごと化できることの魅力

もしかしたらですが、自分ごと化できる仕事というだけで幸せなのかもしれません。デジタルバイオマーカーは、難しい病気を治せるような力はないかもしれませんが、自分自身の傾向を知ることができるという意味では、魅力を感じています。
家族や友人が辛い思いをしていたり、実は何かの理由で痛みがあったりしたときに、早めに気遣ったり、その辛さを理解することにも役立つかもしれません。そういうのはすべて、自分ごと化できる一つの重要なことだと思います。自分みたいな人間の意見が少しでも共感を生んで、一緒に働く人が増えたらとても嬉しいですね。
ぜひ、新しい仕組みを作る我々のチャレンジを一緒にトライしてくれる方からの応募をお待ちしています。よろしくお願いします。

────────────────────────────

今回は9月に入社したSelfBase事業の責任者 近藤さんのインタビューをnoteにしてみました。テックドクターは他業種からの転職者も多くいる為、社内でも情報共有や勉強会が頻繁に行われています。
近藤さんもそんなチームのサポートがありながら、すでに多くのメンバーにとって欠かせない存在となっています。また、Salesforceをたった1ヶ月で導入しきって組織のスピードが格段に上がりました。
今回は、読んでいただいた方にもこのインタビューを通してテックドクターのカルチャーが少しでも伝わればと思っています。


テックドクターでは、一緒に働いてくれる方を募集しています!TechDoctorに興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡下さい。
お問い合わせ:https://www.technology-doctor.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?