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業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち

書名:業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち
著者:斉藤 徹
出版社:光文社
発行日:2020年5月19日
読了日:2020年11月21日
ページ数:248ページ
11月 :1冊目
年累計:32冊目

久しぶりの書評。

業界を破壊するような企業。
CNBCが毎年選出しているディスラプター企業の中から
22社をピックアップして取り上げています。

著者のサイトがこちらにあるのですが
すごくよくまとまっていて勉強になります。
本と合わせて読むとより理解が深まるかも。

日本の企業が含まれていないのは残念ですが
欧米・アジア各諸国は本当に次々と面白くて革新的な
企業が出てきますね。

アイデアがあってもそれをいかにしてビジネスにつなげるか
マネタイズが非常にキーポイントですね。
FacebookやGoogleは直接ユーザからお金をもらっていないから
広告を出すスポンサーからの収益で成り立っている。

海外送金を激安にする「Transfer Wise」という企業があります。
手数料が他社よりも6倍近くも安いサービス。
では、どうやって実現しているのか?
ここが面白かった。

実際には海外への送金はしていない

日本からアメリカにお金を送金したい人がいれば
その逆のアメリカから日本にお金を送金したい人もいる。
双方のニーズを調整すれば、実際に国をまたぐ事なく
データ上のやりとりだけでお金を渡す事ができる。

送金したい人同士のマッチングがサービスの裏側では
行われているという事ですね。
非常に面白い。

もちろんユーザが増えれば増えるほど
ネットワーク効果によってマッチング率は高まるので
当然価値も向上していく。

その他にもトラック版Uberの「Convoy」やUberイーツと
同様のサービスを展開する「DoorDash」など…。

読んでるとワクワクする企業ばかりですし
ビジネスモデルを変革していくには
何が必要かもわかるようになります。

さらっと読めますし、最新のトレンドも抑えられるので
非常におすすめです!


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