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【対策必須!!】ピジョットコントロール🐦【シティリーグS3優勝】

割引あり

こんにちは、福岡でポケカをやっている”てっちゃん”と申します。

シティリーグシーズン3において、ピジョットコントロールを使用し優勝することが出来ました。リストを見ただけだと分からないことも多いかと思いましたので、採用カードや対面ごとの立ち回り、本デッキに対する攻略法を本記事にて解説していきます。

コントロール系のデッキは使うのも使われるのも苦手意識がある方が多いと思うので、そういった方にこそ読んでいただけると嬉しいです。(アンチカビゴンLOの方歓迎です!)


はじめに

自己紹介

本編に入る前に、久しぶりにnoteを書くため初めて私のことを知った方もいると思うので一応自己紹介をしておきます。

主にリモートで練習をしており、リアルのイベントでは福岡の自主大会メインで活動を行っております。練習環境には恵まれており、リアル・リモート共にWCS参加者やCSPランキング上位のメンバーと練習をさせていただいているおかげで日々学びのある練習をさせてもらっています。

最近はポケカブック(PokecaBook)でライターという形で環境デッキの解説記事も寄稿させてもらっています。

ちなみに、私自身3週間ほど前にポケカ歴6年目にして初めてコントロールというデッキタイプを触ったばかりのLO初心者です。
ですので、そういった目線で解説できればと思っています。

さて、前置きはこれくらいにして本編に入っていきたいと思います。
まずは使用したデッキの直近の戦績についてご紹介します。

むしのしらせ杯(約120名):4-2 (予選落ち)
シティリーグ(59名):予選 5-1、トーナメント 3-0  優勝

まだ使用回数は少ないですが、LO初心者の私でも高勝率を上げられているため、強い構築になっていると思います。

デッキ選択理由&基本的なコンセプト

デッキ選択理由

シティリーグの出場に当たって、環境デッキに対してメタ要素の強く容易に勝つことができるデッキ選択をしたいと考えました。特に今回はCL福岡の結果がもろに影響したデッキ分布になると思われたため、ある程度割り切ったデッキ選択を行うことにしました。

<CL福岡の結果>
・day1にて、カビゴンLOやイダイナキバLOが多数好成績を残した。
・day2にて、ルギアが優勝、アルセウス系統も複数入賞していた。
・絶対数としては、依然として黒リザードンやパオジアン、ロストが多く存在していた。

CL福岡でルギアが優勝したことにより、それに対して有利なデッキ(パオジアンやテツノカイナなど)が増加し、ルギアに不利なアルセウス系統が減少するという想定で、ピジョットコントロール(ピジョコン)を使用候補に挙げました。

実際、カウンターカイナが直前に非常に増加し、それに対して有利な本デッキを使用することを決めました。
ただし、アルセウスギラティナ(アルギラ)がカウンターカイナに対して有利であり、無視できない存在ではあったため、このデッキに対して勝ち筋をしっかりと準備し、トーナメントルールにおいても勝ち切れるように調整を行った上でシティリーグに持ち込むことにしました。

デッキコンセプト

<主なデッキコンセプト>
・カビゴンの特性【とおせんぼ】により、入れ替えが少ないデッキを詰ませ、LOによる勝利を狙う。
・通常のカビゴンLOでは勝ち切ることができないアルギラやルギアに対して、攻撃を絡めることで勝ち筋をつくる。

デッキコンセプトについてですが、通常のカビゴンLOと同様、特性【とおせんぼ】を持つカビゴンを主軸として、相手を詰ませていくことがメインのコンセプトになります。
使用率が上位となっているパオジアンや黒リザードン(黒リザ)デッキは入れ替え札の採用枚数が少ないため、カビゴンによって比較的容易にロックをかけていくことが可能です。これによって山札切れを狙っていきます。

一方で、通常のカビゴンLOはアルギラデッキやルギアデッキのようにカビゴンを簡単に倒しつつ、縛ることも難しいデッキに対しては、山札切れを起こす前にサイドが取りきられてしまうため、めっぽう弱いという問題があります。それに対して本デッキは攻撃を絡めていくことで対応可能であり、特に初見の相手に対しては勝ちやすくなっています。

以上の性質から、本デッキは現環境の多くの対面に対して有利に戦っていくことができ、初見殺し性能からシティリーグという環境において不利寄りの対面に対してもしっかり勝っていくことが可能なデッキとなっています。

<環境デッキとの相性>
・黒リザ ️◎
・パオジアン ️◎
・アルギラ ▲
・ロストバレット ️〇
・ルギア ▲
・カウンターカイナ ◎
・ロストギラティナ ▲
・イダイナキバLO 〇
・古代バレット(非ルール主体) 〇
・サーフゴー △
・サーナイト ◎

◎:かなり有利、〇:微有利、△:五分、▲:微不利

コントロールというデッキの強み

少し話が脱線しますが、皆さんはコントロールデッキの強みってなんだと思いますか?

結論から言うと、「嫌われてるデッキタイプであること」だと考えています。

この記事の読者さんにも思い当たる節があるかもしれませんが、多くの人の中でコントロールデッキは地雷デッキの位置づけであり、当たったら割り切ろう、と考える人が多いのです。

それもそのはずで、実際に環境の分布では常に下位〜圏外であり、コントロールデッキへの対策札は腐る場面が多くなってしまいます。貴重な1枠をわざわざそこに割こうと思う人は多くないというのが現実です。

ポケカブック様より引用(https://pokecabook.com/archives/103230)

そして、この心理こそが「コントロールデッキが嫌い」という感情に紐づいています。

<コントロールデッキへの対策が薄くなる心理>

・相手にやりたいことをさせないという害悪デッキ
・常に両負けのリスクがある
・結構トーナメントルールで不利を強いられる
➡︎自分は使わないし、他の人も使わないだろうと思い込むため、構築単位で切る

・練習相手が少ない(特に身内練習だと使いにくい)
・大会で当たる頻度も低い
➡︎自ずと、対面練度が低くなる

このように、多くの人が無対策且つ練度も低い状態であるために、コントロールデッキ特有の強みが生まれるのです。

マッチアップ

大会当日のマッチアップは以下の通りです。

<むしのしらせ杯>
予選スイスドロー
1: イダイナキバLO ×
2: ロストバレット 〇
3: 非ルール古代バレット 〇   
4: パオジアンカイナ 〇
5: 黒リザードン 〇
6: アルセウスギラティナ ×  

<シティリーグ>
予選スイスドロー
1: 大小トドロクツキ 〇
2: パオジアンカイナ 〇 
3: 黒リザードン 〇
4: サーナイト 〇
5: アルセウスギラティナ ×
6: パオジアンカイナ 〇
決勝トナメ
1: サーナイト 〇
2: アルセウスギラティナ 〇
3: 黒リザードン 〇 (優勝)

むしのしらせ杯では、LO対面やアルギラ/ルギアへの対策札を入れていなかったため、見事に不利対面で負けた形になりましたが、使用し始めて1週間でも勝てる対面にはきちんと勝てるデッキとなっていました。

むしのしらせ杯使用デッキ(HPHgnN-GzZFWM-ngngNg)

そこから、なるべく多くの対面に対して五分以上を取れるようにリストの調整とプレイングの検討を行いました。その結果としてシティリーグで優勝することができ、しかもその大会においては60枚ほぼ余すことなく使用していたことからも完成度の高いリストができたのではないかと思います。

さて、ここまで読んで頂きありがとうございました。
カビゴンLOの持つ妨害性能に、攻撃性能を加えた本デッキに対して興味を持ってもらえていたらうれしいです。

有料部分ではシティリーグで使用したデッキリストの採用/不採用カードについての説明や対面ごとの立ち回り、使用する上でのちょっとしたコツについて解説していきたいと思います。また、最後にLO対面でどのように戦っていくのがよいかについてもお話ししていきます。

本デッキは初見では非常に対応が難しく、対策を行っていない場合にはなすすべなく負けることになるデッキである一方で、使用するにはデッキをしっかりと理解する必要があります。
使用する側に回る、対策する側に回るのいずれにおいても本記事の知見は参考になると思いますので、ぜひご覧になり、今後のシティリーグやCL愛知に役立てていただけると幸いです。

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