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スマホアプリ個人開発の歴史を振り返ってみる

どーもこんにちは、てっこです。個人でスマホアプリを執筆時点で、100本超のリリース・計120万DLくらいの歴史?を語ってみます。

書こう書こうと思って1ヶ月経過してしまったので、本日社内の勉強会で使うための資料としてこれを書こうという一石二鳥なアレです。


最初に個人開発を始めたのは、まだエンジニアじゃなくキ○ノンの営業部にいた頃です。Xperiaの初代を買って感動して、最初はAndroidやってました。Android2.1とかの時代ですね、懐かしい。

前置きはさておいて書いていきましょうか。


エンジニアじゃなかった時期

ちょっと書きましたが、僕は営業部でマーケティング担当だったので、メソッドとかクラスさえ知りませんでした。やばいよね。

人生で1番最初に出したアプリがこれです、懐かしい。


HTML Dual Viewer(約9.6万DL)

パット見からひどいですね。それでももう少しで10万DLみたいです、めでたい。

スクリーンショット 2020-04-30 9.23.03

グラフ見てもらったらわかるようにリリース当初はけっこうDLされました。でもこの時期ってAdmobが1クリック1円いかないとかざらなときだったので、最初の月の収入とか確か30円くらいだった気がします。

ちなみにエンジニアじゃない時期なので1ファイルに全部書いてある時期です、やばい。


何でもカウントダウンタイマー(約1.5万DL)

これも初期に作ったやつですね。なんか秒でカウントダウンしてくれる機能が欲しいっていうのが他のアプリのコメントであったので実際に作っちゃったやつです。

アプリのアイディアづくりの一つとして、他のアプリの不満を解決するっていうのも一つあるかなと思います。

で、こんな感じでツール作ってたんですが、ゲーム作ってみたいなぁと思って作ったのがドロイド君探偵シリーズでした。


ドロイド君探偵シリーズ(約3万DL)

こちらが初期の頃は一番収益がでたもので、推理ゲームで半年くらいは1位をとってました。DL数はそこまでじゃないんですが、みんなプレイ時間がけっこう長めだったのでインプレッション数がけっこう出てました。これを出した頃に初めて1日の収益が100円を超えたことがありました、嬉しかったです。

あ、あと個人開発はコーディング・デザインはもちろん、以下みたいのはシナリオライターからグラフィックまで全部一人でやってます。(サイトも30サイトくらい作ってます


で、エンジニアじゃない時期の最後あたりにリリースしたのがこちらです。

Amazon割引ショッピングアプリ(Android25万DL、iOS30万DL)

最初はAndroidだけだったんですが、後にiOSも出しました。

これは本当にいろいろあったアプリで、月曜の朝に思いついて、水曜の夜にリリースしたアプリなんですが、「Amazon」で検索すると僕のアプリが公式を越して1位になってた時期があり、自然流入だけで1日800人とか入ってきてました。

その後GoogleやAppleにBANされたりして、Amazonに問い合わせたら許可してくれて復活してくれたりと不死鳥アプリです。ちなみにもちろん1ファイル1クラスです

ここらへんの話はアプリマーケティング研究所さんの記事で詳しく書かれているので興味あれば。(記事の後半です


この頃のまとめ

この頃でちょうどアプリを25本くらいリリースしてた時期で、1日の収益が初めて1000円を超えた時期かと思います。


エンジニアになった時期(2016~)

僕は2016年から晴れてエンジニアになりました。エンジニアになり、やっとクラスもメソッドもgitも使えるようになりました。やったね!(本当に知らなかった

で、エンジニアとして経験を積んだことで、今まで3日かかってたものが1時間とかでできるようになったので、よりアプリを大量生産していた時期です。

そのときQiitaで一つだけこんな記事を書きました。

この話を社内外の勉強会とか、なぜかお願いされて青学の大講堂で話したりもしました。それに感化されてアプリで生計たててプロニートになったって人もいました、ウケる。話して良かったです。


結局エンジニアになって1年ちょっとで50本ほどのアプリをリリースしました。もちろん一番伸びた時期でもあり、この頃に初めて1日の収益が1万円を超えた時期です。

さすがに1日1万円を超えるとけっこうな額になってくるので、この頃には個人事業主とかを意識する時期になってました。時期はあんま覚えてませんがこの頃なった気がします。


こなれてきた時期(2017~)

この時期も順調に伸びており、いわゆる一つの目標にする人も多い、年収1000万というのが現実になった頃です。もちろん会社員もやっていたので合わせてにはなりますが。

エンジニアになって1年ちょっとで年収1000万!って言ったらサロンとか作れそうですね、うそうそナイナイ。


BAN時期

2017前半くらいは順調だったんですが、人生順調ばかりではなく。2017後半くらいにけっこうBANとかされました。

理由はアプリ開発者さんとかならわかる方もいるかと思いますが、WebViewアプリが削除対象や広告削除の対象になったからです。

正直100本も出してるとほぼほぼメンテとかしてないので、WebViewが原因だとネイティブ化するのもだるかったので、そのまま消えていったアプリもけっこうありました。

なので、徐々にアプリの収益も下がっていった時期でもあります。


放置時期(2018~)

もうこの頃は自分の会社を作ったりしてた時期でもあるので、アプリはほぼ放置状態でした。復活させれば1日数千円入ってくるアプリも結果1年半くらい放置してました。(最近やっと復活させた

こんな感じで、海外で使われているものが多く、それは今でもそうです。あと個人的に右肩下がりのグラフを見るのが悲しいのでブーストとか宣伝とかはなるべくしないようにしてます。

これもリリースしてから2年くらい何もなかったのに、気づいたら1日200人くらいDLされてるアプリがあるみたいにロングテイルに伸びているものが自分のアプリでは多いです。(なぜかアフリカでめっちゃ使われてますw


この頃のまとめ

今回語るのはここまでです。この後は自社のサービスに方向転換した時期なので個人開発はほぼほぼ放置していて、たま〜にきまぐれで以下みたいなアプリを数日以内くらいなら作ることがあるくらいです。


番外編

実はこの個人開発以外にもあまり公開してませんが、いくつかチーム(サークルみたいなもの?)でリリースしたものもあったりします。

一番伸びたやつは、5日で作ったゲームが総合ランキング60位くらいまでいって当時の星のドラゴンクエスト抜いたりしたこともありました。

もちろん全部を自分でやるのもアリですが、いろんな人とコラボするのも楽しいのでやってみたらいいかもです。


個人開発のモチベーション

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昔のインタビューでこんなことを言っていました。個人開発を続けるコツは?みたいなこともよく聞かれる(た?)のですが、僕はただの趣味なのでコツとか正直あまりないかなと。

一応、歴史として語るために数値という意味で収益を雑に書きましたが、正直な話そこにあまり執着していなかったです。

昔バンドやってたんですが、バンドマンってお金をもらうどころか、お金を払ってライブやるんですよね。

その感覚が今でもずっと続いてるのが続けられてる一つの理由かなと思います。そこらへんは記事やYouTubeでも取材してもらったのでよければ。


最後に

いろいろ書きましたが、その時期だからこそできたものが多いです。今同じアプリをリリースしても数十DLで終わる可能性もあります。

なのでこれから個人開発を始める方はまた全然別のアプローチをするほうが良いと思います。(僕でも今やるなら全然違う方法をとります

それでもやりたい!って人は以下に技術的なことも少し書いたので参考になれば


ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。宣伝だけしときます。


なぜか昨日10倍アクセスがきてサーバ落ちたOffcha

先月リリースしました、Amazonギフト券がもらえるCamecon


さて、仕事します。

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