キノコのネットワーク
京都大学や東北大学などの研究グループは、キノコが張り巡らせた菌糸のネットワークに、ヒトの神経細胞と同じように、方向性をもって電気シグナルの伝達がおこなわれている可能性があることを、野生のキノコで初めて確認したと発表した。
研究グループは、森林に生えているキノコ(オオキツネタケ)6個に電極を設置し、電位の変動を測定。すると、はじめは電位の変動はほとんどみられなかったが、雨が降り始めると、やがて活発な電位の変動がみられるようになったという。
そこで研究グループは、降雨後の電位変動のデータを詳しく解析したところ、キノコ間の電位変動のパターンに、統計的に有意な因果関係があることが確認された。
『参考資料』
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-03-27-1
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