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植物は動く

子供に「動物と植物の違いは何?」と聞けば、動く生き物と、動かない生き物と答えるだろう。しかし、植物の中にも、動く植物があります。アサガオは、つるを巻きつけるために先端を回して、登るための支えを探して動きます。つる植物が登る間、すっと見て待つことはできないので、植物が動いていることに気をとめていないだけです。

自然に自生するつる植物の生態は興味深く、光を浴びるために木の幹を登る必要がある。木の幹にたどり着くためには、木の根元(暗い場所)に移動しなければいけません。そのため、「負の光屈性」と言われる光の弱い方向に向けてつるを伸ばしていきます。

(暗い方につるを伸ばすキヅタ)


ちなみに、暗い方に成長すると光合成できず不利なのではないかと思われがちだが、ひとたび支えに到達し、上に登ることができれば明るい未来が待っている。
つる植物は十分明るい環境に達すると葉の性質を変え、繁殖するための成熟期に入る。

(キヅタの幼葉と成熟した葉)

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