カエルとキリギリス
生物の特性を活かすバイオミメティクス技術
車に使われる部品は、何度使っても壊れない耐久性が求められる。
そんな車のクラッチ構造に、カエルとキリギリスの足の接触面構造を応用することで、安定性と耐久性が向上することがわかった。
キリギリスの足には接触面との静止状態から動き始める際に生じる振動現象をおさえながら、滑らかな摩擦を作り出す機能がある。
カエルには濡れた接触面をグリップする機能がある。
この両者に共通する六角形の形状をクラッチ構造に応用することで、低温時の伝達安定性やクラッチの耐久性が高められる。
車の物作りというと、車のことだけを突き詰めたらいいというわけではない。
様々視点を持ち、応用しようとする工夫力も大切だ。
人生万事勉強
『参考資料』
https://www.jatco.co.jp/release/2022/20220516_1358.html
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