バクテリアライト
パナソニックは大阪万博でバイオライトの展示を行う予定だ。
容器に水と発光バクテリア、餌である培地(ばいち)を投入する。空気(酸素)を送り込むと、発光バクテリアが餌を体内に取り込んで元気になり、体内で合成されるルシフェラーゼという酵素の働きで、ルシフェリンという成分に酸素が反応してエメラルド色に光る。
バクテリアが増殖するには温度管理が重要で、水温は約20度に設定、それより高すぎても低すぎてもよくない。
現状、餌の追加投入なしに約24時間光っているが、コストをかけずに長時間発光し続けられるようにするのが今後の課題だという。万博展示までに1週間を目標にしている。
電気エネルギーの利用の始まりが電球であったように、バクテリアの力の利用の幕開けになるのか、とても興味深い。
『参考資料』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC032ZG0T01C24A0000000/