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器の厚みと味の感じ方
飲み物の味や香りの感じかたに、グラスなどの器の色、形、材質、手触りなどの情報が作用することは、これまでにも知られていた。
中央大学の研究チームは、唇の触覚に注目し、飲み物をとるときに唇が感じる器の厚みが味の感じ方にどのような影響を与えるのかを調べた。実験では、飲み口の厚さが異なる1.2mmと9.2mm2つのガラス製容器を使って、目隠しをした実験参加者に同じ緑茶を同じ量だけ飲んでもらった。その後、参加者それぞれが感じた甘味、苦味、酸味、まろやかさ、清涼感、おいしさなどの評価結果から、同じ緑茶でも飲み口が厚いグラスで飲むと薄いグラスで飲んだときよりも甘く、薄いグラスで飲むと厚いグラスよりも苦く感じていたことが分かった。
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『参考資料』
https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/2023/06/66260/
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