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技術が進めば、宇宙は200億光年先でも見える?

日本のすばる望遠鏡や、アメリカのハップル宇宙望遠鏡は、130億光年以上離れた銀河を見つけています。これは、光の速度で130億光年もかかる距離です。
観測技術の進化で、さらに遠くの天体まで観測できるようになるのでしょうか?
限界はあるのでしょうか?
 
130億光年の意味を考える必要があります。「1光年」は、光が1年かかって進む距離ですから、130億光年かなたに見える銀河は、130億光年前に発せられた光が現在の地球に届いていることを意味します。つまり、すばるやハップルは、130億年前の宇宙の姿を見ているのです。
 
ここで宇宙の年齢を調べてみると、約138億年前にビッグバンと呼ばれる大爆発によって誕生したとされています。ということは、138億年より前には宇宙は存在していなかったということです。ですので、現在理論ではどんなに高性能の望遠鏡ができたとしても、138億光年より先の宇宙は観測できないということになります。

『参考資料』
https://wired.jp/2009/05/08/ハッブル望遠鏡がとらえた宇宙の美:画像ギャラ-8/

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