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夏の十勝でワーケーション開始

 札幌から高速道路を利用して車で2時間半ほど。十勝の清水町が無印良品と協力してつくった移住体験住宅でワーケーションをスタートさせました。起業の準備をしつつ、夏の十勝の魅力を深掘りしようという試みです。まずは住環境と、学習・リモートワーク環境から紹介します。

 清水町は昨年度、無印良品の家具や電化製品で統一された移住体験住宅を3戸用意しました。第1号は市街地から少し離れた旧教員住宅を改装した2LDKの物件。僕が借りた1LDKの住宅は、JR十勝清水駅から徒歩1分の線路沿いに2年前、道内で初めて整備された木造応急仮設住宅を転用してつくられました。


 長屋のような物件は1LDKの第2号と、2LDKの第3号に分かれ、1LDKは月7万円、2LDKは月10万円(光熱費込み)で借りられます。
 お隣りには看護師のお母様が、東京から年長の息子さんを連れて入居。清水町は本年度、認定こども園での保育園留学の取り組みもスタートさせており、子供を預けている間、資格取得の勉強に充てようと滞在しているそう。リモートワークも進んだ今、育児と仕事を両立させる環境が整っていると言えます。


 単身用の1LDKは約20平方メートルとコンパクトながら、トイレと浴室は別々で、押し入れを改装したとみられるワーキングスペースには、広いデスクもしつらえてあり、おしゃれで機能的。Wi-Fiに加え、北海道なのにクーラーも完備されており、異例の暑さが続く十勝でも快適に生活ができます。鍵付きの物置もあり、子供を乗せられる自転車も借りられるなど至れり尽くせりです。


 駅と住宅の間には、サウナも備えた町営の銭湯があります。「風呂(26)の日は、町外の方でも入浴が無料です。ぜひ使ってください」と役場担当者。

 駅を挟んで反対側には、地元のブランド牛「十勝若牛」などを取り扱うほか、野菜直売所も併設したサッポロドラッグストアがあります。買い物ついでに、ここのウォーターサーバーで水を汲むのが日課となりました。


 役場の隣りには郷土資料館と一体となった図書館があり、ここもWi-Fiが完備されています。資格取得に加え、語学もレベルアップさせなければと英語学習を始めた自分にとっては、うれしい環境です。ただ、図書館内はクーラーが効いていないため、涼しい日を狙って利用させてもらおうと思います。


 プール付きのジムを休会して訪れましたが、うれしい誤算がありました。夏場は清水小学校の屋内温水プールが開放されているのです。利用料はわずか100円。5年ほど前にできたという新しい施設で、運動不足も解消できそうです。


 夏の十勝は旅行客にとっても魅力あふれる場所。13日夜には帯広市内で道内最大の花火大会も開かれます。8月はここ十勝から発信を続けていきます。

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