見出し画像

放送大にルネサンス… 幕張で文武両道

 10月から放送大学で学び始めたことをnoteに書きました。コストとリターンに関しては、またの機会にという形で締めさせてもらいましたが、先週末に千葉・幕張にある放送大学本部を訪れる機会があったので、旅の間に改めて考えてみました。


 本部に足を運んだのは、学生は格安で利用できるセミナーハウスに宿泊し、図書館で学びを深めようと思ったためです。キャンパスは総武線の幕張駅と、京葉線の海浜幕張駅のほぼ中間地点にあり、幕張メッセやZOZOマリンスタジアムも徒歩圏の場所です。
 セミナーハウスはコロナ禍で3年ほど閉鎖されていましたが、今年5月から再開されたそうです。1回の滞在につき最長で6泊まで利用でき、バス・トイレ付きの洋室が1泊2200円から。うーん安い。

 スリッパや湯沸かし器、1人分ですがティーバッグも用意されていました。


 ただ、「いまどき、時代遅れだな」と感じることも何点かありました。第1に、宿泊予約自体はインターネットでできるのに、使用目的を記入した申込書と銀行振込の控えを、郵送で提出する必要があること。土日、祝日を除く3日前必着のため、早くから旅程を立てないと間に合いません。
 設備に関しても、ユニットバスにウォシュレットがなく、安い部屋だとWi-Fiが届かないという不満点もありました。「経費を節約してセミナーハウス全体に行き渡らせることができなかったため、Wi-Fiが使えることを明示していないんです。利用者から聞かれればパスワードを教えているのですが…」と管理人さん。
 まあ、それでも周辺のビジネスホテルが1泊1万円近くすることを考えれば格安と言えるでしょう。食事は出していませんが、イオンやイトーヨーカドー、飲食店も近くにあって食べ物には困りませんし、電子レンジや冷蔵庫がある補食室も完備。今回は利用しませんでしたが、洗濯機と乾燥機が無料で使えるのも長期滞在には有り難いポイントです。


 セミナーハウス向かいの図書館は3階建て。よく利用している北大の附属図書館よりはやや小規模ながら、静かに学習したい人向けに「サイレントルーム」や個室も用意されるなど恵まれた施設でした。朝早くから、年輩の方々が勉強されているのを見て、「生涯学習やリスキリングって大事だな」と、しみじみ思いました。


 放送大学の入学料は卒業(学位取得)を目指す全科履修生が2万4千円。放送授業は1科目2単位で1万1000円、対面の授業は1単位5500円です(来年度からは1万2千円と6000円に値上げされるそう)。
 大学卒業までにかかる最低学費は約70万円と、国公立大のおよそ3分の1。私の場合は学びたい教科を厳選し、できるだけ長く学生でいたいと考えており、「その場合は10年間、4年間の休学期間も含めると最長14年まで在籍できる」(学習サポートセンター)とのこと。2年に1回、最低1教科を受講すれば除籍されないので、最もコストを切り詰めれば数万円で14年間、大学生活を送れる計算になります。各種学割が使えることも考えれば、放送大学は最高にコスパの良いリスキリングと言えるのではないでしょうか。

北海道からわざわざ繰り出したのには、もう一つ理由があります。札幌で通っているスポーツジム「ルネサンス」の発祥の地が、ここ幕張であること。調べてみると、放送大学から徒歩数分の場所に第1号店がありました。 4階建ての施設は10年前に新築されており、中は広々。

 ルネサンスの歴史もしっかり記されていました。

 プールで1時間近く泳いだ後、サウナや露天風呂、マッサージルームで癒やされてきました。ブームとなっているサウナに便乗する形で、「サ道」ならぬ「ル道」まい進を呼び掛けているルネサンス。今回の旅では東京の亀戸店も利用しましたが、ともにセルフロウリュの機械を導入するなど、札幌の施設よりも進化していました。

 幕張で文武両道を満喫。これからも時間のある時に足を運ぼうと思います。以前は仕事で通っていたマリンスタジアムで、久々に野球も観戦したいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?