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大半のファストフード価格 タイ>日本

 タイと言えば、食事が安いイメージがあります。確かに、屋台やフードコートなら今も60バーツ(250円)あれば、皿に3種類ほどの料理が載ったプレートを味わうことができます。


 一方、レストランは日本との価格差が明らかに縮まっています。長期滞在する日本人の親睦団体「チェンマイ・ロングステイ・ライフ(CLL)クラブ」の西田純敏世話人代表は「中級以上のレストランであれば、日本価格の7割ほどじゃないでしょうか」と話します。
 ファストフードはどうでしょうか? まず気になるのがビッグマック指数。メニューをのぞくと、単品は145バーツ(約600円)で、日本(450円)より高いです。


 ただ、人件費が日本よりも高いわけではありません。マクドナルドのアルバイトの時給は200円程度だそうですから、ビッグマック1個を食べるのに3時間も働かなければいけない。となると、現地の人が気軽に食べられる価格ではないことが分かります。
 ケンタッキーフライドチキン(KFC)はどうでしょう? 日本のケンタランチ(オリジナルチキン2ピース、フライドポテトS、ドリンクS付きで890円)は、109バーツ(約450円)。チキン1ピースも日本(310円)の半分近い42バーツ(約170円)。KFCは実際に食べてみましたが、タイの鶏肉はジューシーでおいしいです。さらに「Grab(グラブ)」という、タクシーも呼べるアプリを使えば数十円の配送料で宿まで届けてくれます。これは便利。日本のKFCって改めて高いなと感じました。


 スターバックスは、最も安いアメリカーノのトールが120バーツ(490円)。日本で最も安いブレンドのトール(350円)より3割高いです。



 一方、円安のあおりもあって、日本食のチェーン店は総じてタイの方が高いことが分かりました。 吉野家の牛丼(468円)は、199バーツ(約820円)。

 かつやのカツ丼(594円)は149バーツ(約610円)。

 てんやの天丼(560円)も149バーツ(約610円)で、いずれも日本価格を上回りました。



 そんな訳で結論。タイでファストフードを食べたくなったら、まずはKFCをおすすめします。

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