【古民家リノベーション】徳島県神山町に行ってきた2
これまでの話
徳島県&神山町視察レポートシリーズをお送りしています。
「地方創生の聖地・神山」は、山間の小さな集落なのに、企業がサテライトオフィスを置いたり、ITベンチャーが起業したりで知られる町になりました。
どんな会社や場があるのか紹介・・・しようと思ったら、こちらのサイトにかなり細かく書かれてました↓
詳細はこちらを読んだ方が早い。
・・で終わるのもアレなので、手羽なりにレポートを。
1.寄井商店街
まず向かったのは、神山町中心部にある寄井商店街。
パっと見は旧街道沿いの古い長屋なんですが、改修され、ガラス張りの中をのぞくとオシャレなオフィスだったりします。
左側のTシャツがかかってるお店は、WEB制作会社のものさす神山サテライトオフィスで、その隣はワーケーションに訪れるメンバーを受け入れる宿泊棟・研修施設になってます。
2.豆ちよ焙煎所
神山にはいくつかの仕掛けがあり、まずは「すみはじめ住宅」。
転入を希望する人や家族が、数週間から数カ月間単位で住める制度があるんです。完全転入前に地域との相性を確認することができるんですね。
そしてそれを支えるのが「民家改修プロジェクト」で、町内の職人さんと協働して古民家等を改修して復活させるプロジェクト。
この第1号が「西分の家」で、第2号がこちらの「寄井の家と店」です。
1階はテナント、1階奥と2 階が「すみはじめ住宅」になっており、現在は「豆ちよ焙煎所」さんが入居されてます。
民家改修プロジェクト・豆ちよ焙煎所についてはこちらの動画をご覧ください。
3.B&Bオニヴァ&Experience
以前は元造り酒屋を改装した南仏家庭料理店「カフェ オニヴァ」でしたが、 現在は一組限定の宿泊施設になってます。
Airbnbで予約できますよ。
人数が多いと、裏の母屋も使えます。
こちらもフランスや東京で働き、世界を旅してた方が、神山の寛容な空気に惹かれ移住されてオープンしたそう。
4.ドリームジャック神山オフィス
保険など大手企業の基幹システムを扱うIT企業「ドリームジャック」のサテライトオフィス。2階がオフィスで1階が折り紙アートのギャラリー。
5.えんがわオフィス母屋
寄井商店街の裏手に小さい広場があり、それを囲むように古民家が建っています。
東京に本社をもつ映像コンテンツ会社「プラットイーズグループ」の神山サテライトオフィスが「えんがわオフィス」で、2013年に開所しました。
神山は地盤が強く地震に強い地域でもあるので、BCP(事業継続計画)の一環としてリスク分散のためにこの地にサテライトを開所したそう。
この母屋がすごく面白い建物で、築約90年の古民家を改修し、全面ガラス張りのオフィスは周囲を「えんがわ」で囲まれているんです。
写真以上にえんがわなんです。
6.えんがわオフィス蔵棟
そばにある蔵は、4K映像の制作を行う「蔵オフィス」。
もともとこの蔵は、近くで火事が起きた時に延焼防止のため消防士さんが西側外壁が壊してそのままになってたそうで、改修する際にガラスのカーテンウォールが取り付けられました。
夜はこんな感じに。こういう造りの蔵も珍しい。
7.えんがわオフィスアーカイブ棟
唯一の新築棟が映像のデジタル化・変換・メディア保管を行う「アーカイブ棟」。
8.劇場寄井座
えんがわオフィスの隣になるのが「劇場寄井座」で、昭和35年に閉鎖された劇場を2007年に再生。
たまたま中を少し見ることができました。
神山アーティストインレジデンス参加者が制作してるところだったので、中の写真は撮れなかったけど、
こんな感じになってます。天井や回り舞台も残ってる!
まだまだあるので続くっ!