映画ブルーピリオド考察3 -ロケ地はどこか?2- #東京藝術大学 #ena美術 #新美 #JR国分寺駅 #武蔵野美術大学 #聖地巡礼
映画ブルーピリオド上映を記念して
美大愛好家視点でブルーピリオドをシリーズで紹介しています。
これまでの話はこちら↓
2回に分けて、映画がどこで撮影されたのかを見ています。
ほとんどが試写を2回、映画館で1回見て「その記憶を頼りに」ですが。
あ、ほんの少しネタばれを含むので、気になる方はここで読むのをやめてください。
■神奈川県立瀬谷高等学校
パンフレットの「撮影協力」を見ると、高校のシーンは2023年に再編・統合された神奈川県立横浜瀬谷高等学校(旧:神奈川県立瀬谷高等学校)で撮影されたようですね。
ただ、この記事は「手羽が行ったことがある場所」を基準にしてるので、紹介はこれくらいで。
■東京藝術大学(の外)
東京藝大構内での撮影許可が出なかったのか、都美館から藝大に向かう歩道と美術学部正門前のシーンが使われています。
ただ、正門を一歩入ると名古屋造形大になるわけですが。
■ena美術(旧:新宿美術学院)
旧名は新宿美術学院(通称「新美」)で、2012年にenaを運営する学究社へ営業譲渡され「ena 新宿美術学院」に改称され、2023年「ena美術」となりました。でも、いまだに私たちは「新美さん」と呼んでます。
作者の山口つばささんの出身校ということもあって全面協力されており、美術予備校「東京美術学院」のシーンは約1週間かけてここで撮影されたそう。
主に撮影で使われたのは新宿校舎6Fで、
また、海老澤功先生が絵画統括をされてたり(一瞬出演されてますね)、講師の方が試験監督役や東京藝大の採点シーンで会田誠教授の助手役として出ていますよ。
ena美術では9月7日から
●映画『ブルーピリオド』に参加した三講師展
が開催されるので、ぜひ。
■JR国分寺駅
八虎が武蔵野美術大学のオープンキャンパスへ行くシーンで出てきます。
武蔵野美術大学へ行くには「西武国分寺線鷹の台駅から徒歩」ルート以外に「国分寺駅か立川駅からバスで行く」がありまして、八虎は国分寺駅からバスを使ったってことですね。
そして!
■武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
通称「ムサビ」で、八虎がオープンキャンパスへ行き、森先輩の作品を見るシーンで中央広場と4号館が使われています。
撮影は7月オープンキャンパス1週間前だったから、「ああ。このままセットを崩さずにオーキャンやりたいなあ・・」と思ったもんで。
螺旋階段と三角屋根の建物が4号館で、
普段は油絵学科がメインで使っているアトリエ棟。
こちらが森先輩の作品を展示していたアトリエ。
ちなみに誰も気が付いてないと思いますが、
東京藝大日本画入試のシーンはムサビ5A号館で撮影しています。
あ、そうそう。
●アニメ版「ブルーピリオド」
にもムサビは協力をしており、Ep.05「課題が見えてもどうしようもねぇ」でもムサビそのままの景色が出てきます。こっちもチェックしてね。
聖地巡礼とちょっとずれますが。
高校美術教室で八虎が大学案内を見るシーンで、東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学等の本物の大学案内が登場しますが、八虎がパラパラとめくって見てるのがムサビの去年の大学案内のグラビアページです。
というわけで、ここでちょっと宣伝をさせてもらいます(笑)
8月24日(土)にムサビは美大初心者向けにオンライン説明会を開催します。
「オンラインか・・」と思ったあなた。よーく概要を読んでください。
●自分だけの色を探す「美大受験説明会」
ムサビを例にして初歩的な美大解説をやるんですが、その他にムサビ生とムサビ卒職員が「あの美大マンガのこういうことはない」「これはあるある」な話もしますんで、よかったら参加ください。
「ムサビへ行ってみたい!」と思った方。
ベストなタイミングは、
●2024年度 武蔵野美術大学芸術祭
学園祭である芸術祭だと思います。
美大の学園祭って屋台があるだけで展示教室が少なかったり、意外と地味なことが多いんですが、ムサビは多分皆さんがイメージするような「美大の学園祭」なんですよ。だまされたと思ってぜひぜひ。
以上、次回はいよいよ美愛愛好家視点で映画の率直な感想を書きますよ、の手羽がお送りいたしました。