吐露日記 vol.1  7月30日

新商品の構想は5月くらいに浮かんだんですけど、何しろ予算がありません。ご多分に漏れず、ウチもコロナの影響で必死のパッチ状態。

仕方がないと静観できるような余裕は全くなく、なんとか生き残りをかけ営業するも、何しろ取引先も危険な状態。みなさん、同じ状態だと思いますが、どうやって活路を見い出しているのでしょうか。

特に海外旅行、航空関連の業界は大変だと感じています。私はその業界ではないのですが、知り合いの経営者や連日のニュースを見ていると自分ごとのように胸が張り裂けそうになります。

私は趣味で音楽をやるのですが、ライブハウスやカラオケを運営している方の心もちを考えると、理不尽と言うか、このような状況をどう乗り越えるのかを思うと、辛い気持ちになります。

かといって、今回のコロナ野郎ちゃんを軽視し、経済を優先するというのも、舵取りが難しく、歯止めが効かなくなっても困るので、思い切った政策を取ることも難しいのでしょう。

今の段階では、何が正しいかはわからない。

仮説を立てて実践しながらになるのでしょう。


それは会社も同じで、どう乗り越えるかみんな必死になって考えて実践していると思います。

私も同じです。

だから、状況が全く変わらないのを嘆くのはやめました。
できることは何でもしよう。


この新商品もその一環です。

「とにかく、やろう」
ということだけ決めて、動いています。

特に真新しいものではなく、いわゆるアイデア商品。

くすっと少し笑えるグッズですが、企画の段階では、女性ウケがとっても悪いのです。 

でも、ちびっこ達は結構面白がってサンプルを使ってくれます。

どうせなら、コロナ対策のものを作りたいということが根底にあり、サンプル作りを始めていますが、7月30日現在、世の中はどんどんと騒がしくなってきており、状況はますます厳しくなってきています。


クラウドファンディングでの先行販売等も検討しましたが、奮闘記を残す方が自分的に面白いし好きなので、その案はやめました。


極端な状況になると不思議なもので、出来ることを探し始めます。
やってみると結構楽しんでいる自分がいます。

デザインも発注できないので、自分で描きます。
絵心は全くありません。アイコンの河童は僕が描きました。
私の息子(6歳)でも、もうちょっとマシな絵を描きます。

絵を描いた記憶は小学校のとき以来で、ジャポニカの自由帳に落書きをした記憶がかすかに残っているくらいです。

ですので、今回のデザインは特徴的という解釈にして、進めています。


販売、広告にかける予算もありません。当初予定していた品数、種類はとても用意が出来そうもなく、最低限のものを厳選してやります。

また、自社生産出来そうもないので、OEMか、既存商品の組み合わせになりそうです。

お客さんに届けるまでが、モノ作り(今回は純粋には自社生産ではないけど)の仕事なので、頭をフル回転中です。良い方法があれば教えてください。


アホみたいな商品ではありますが、逆境になればなるほど燃えてきて、なんとか世に出したい気持ちがわいてきます。

9月には間に合わせたい。
秋冬は従来の感染症の危険もあるし、もっと世の中が暗くなりそうだからです。

少しだけでもクスッと笑ってもらい、感染症予防に役立つことができれば嬉しいです。

正直、どんなモノかを公開して、製作途中を共有するという流行りの方法でも楽しいかなとは思うのですが、1人で苦悩する気持ちが案外心地よく、まだ内緒にしておきたい気分なのです。

誰が興味あんねんな状態ですが、備忘録として綴っていきます。


いつか、もっと詳しく裏方の話を書きたいと思います。


2020年7月30日 

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