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◆05-オズへの道
※あらすじメモは無料です。後ろの個人的な感想が有料になってます。
{◎オズの魔法使いの続編…あらすじメモ}
※これから読む方でネタバレしたくない方は、読まないでください…。


■■■カンザスに暮らすドロシーはある日、自宅前の庭で髪(かみ)もヒゲもボサボサだが、なぜかにくめない「ボサ男」に会う。「バターフィールド」への道をたずねられるが、彼が方向音痴のため愛犬トトと一緒に案内をする。ところが、5つに分かれた通りの前に来た時、気がつくと道が17本に分かれていて、ドロシーとトトは家に帰れなくなってしまう。持つ人はだれにも好かれる「愛の磁石」を持つボサ男に励まされて、ドロシーたちはカンザスの自宅へ帰る道を探す旅に出る◆穏やかな景色の中を歩いて行くと、栗の木の下で身なりの良い水兵服を着た小さな少年「ボタン・ブライト」と出会う。彼は木の根元をひたすら掘るばかりで、自分がなぜここにいるのか分からないと言う。迷子だろうと思ったドロシーたちは男の子も旅の仲間に加える◆道を進むと、華やかなクジャクの羽で飾られた「フォックスマチ」の入口の城門に来る。キツネの軍人たちに囲まれて捕まりそうになるが、ボサ男の磁石の力でドロシーたちは、たちまち客人扱いされて「ドックス王」の宮殿に招かれる。王はドロシーがオズマ姫の親友である事を知っていて、21日のオズマ姫の誕生会に自分を招待してくれるよう取り計らって欲しいとドロシーにお願いする。また王はボタン少年を気に入って、考え無しに彼の顔をキツネに変えてしまう。王には戻す魔法は使えないためドロシーはオズマ姫に元に戻してもらいましょうと励ます◆次の日、一行は旅を再開する。春の野原の道を行くとフワフワの髪と色とりどりのドレスを着た「ポリクローム(ポリー)」と名乗る小さな少女と会う。彼女は虹の娘で先程、野原の空にかかっていた虹の端っこから降りて、ダンスをしていたが父親が降りた彼女に気づかず虹を引き上げたため空に帰れなくなってしまった。迷子だとわかるとドロシーたちはポリーを旅の仲間に加える◆次にドロシーたちはロバの国「ドンキムラ」に来る。城門から雷のような大きな激しい音が響くので、ボサ男は板を蹴(け)るロバにむち打ってやめさせる。ロバはキツネが大の苦手でボタンの姿を見ておびえ追い出そうとしたのだった。安心したロバたちはドロシーたちをキックヒーホー王の元へ連れて行く。しかしうぬぼれが強いロバ王はボサ男が持つ磁石の効力で気に入られ、ロバの姿に変えられてしまう。ドロシーはオズマ姫に治してもらいましょうと言い、ロバの王に旅を続ける事とオズマ姫の誕生会に招待するようお願いしてみると約束する◆更に旅を続けると小さな谷に1軒の家があり、オーケストラのような音楽が聞こえてくる。1人の年取った小太りな男がいて音楽は彼の体から奏でられている。近づくとすごく音が大きいため止めるようお願いするが、息をしてる限り止められない。彼もオズマ姫の誕生会に招待してほしいとお願いするので、とりあえず約束するドロシーだが自分ではどうしようもない「音楽人間」の彼を哀れに思うのだった◆一行はゴツゴツした岩場に来る。よく見ると岩の上に体は黒タイツを着た小人のような生き物がいて、頭がボールのように外れる。顔は両面で、白いピエロ顔と黒い顔には黄色の髪、目、口があった。ボサ男が話しかけると「スクードラー」と名乗り、ドロシーたちに「スープの材料」と叫んで顔を投げつけ襲いかかる。ドロシーたちは捕まり岩の割れ目の彼らの住居に連れて行かれる。牢屋に閉じ込められたが、ボサ男は皆を立たせて牢の奥を目隠しをしてポリーが見張りの顔を叩く。見張りは案の定、自分の顔を投げつけてきたのでボサ男はその頭をじゃがいも袋に詰めて鍵を奪う。元の道の手前にある吊り橋の上に来ると、ボサ男は皆を先に逃し自分はスクードラーの頭を次々と谷底へ落とす。こうしてドロシーたちは逃げ切ったのだった◆熟した果物が実る豊かな農地にやって来た。その向こうに「死の砂漠」が広がる。砂に触れると身体は消滅するため、どうやって砂漠を渡るか悩む。するとボサ男は愛の磁石で仕事人「ジョニー・スグヤルー」を呼び出す。白ヒゲ男は銅の箱を開くと砂の上を走れる「サンドボート」をあっと言う間に作り出す。お礼を言う間もないまま、彼はすぐに消えてしまったのだった。ドロシーたちは超高速で進むボートで砂漠を越えるがブレーキがないためオズ国境の岩壁にぶつかり、草原に投げ出されてしまう。無事に着くがボートは2度と乗れなくなってしまう◆花や木々が黄色で輝くので、西の黄色ウィンキー国にいるのだと気づく。しばらく明るい森を進むと木陰に大きな丸い鏡が地面に敷かれてる。ドロシーたちは髪を整えてるとボタンはうっかり鏡の中に落ちてしまう。それは泉で彼を引き上げるとボタンは元の少年姿に戻っていた。ボサ男も泉に入ると元に戻る。岩に打たれた銀の板には「真実の池」と記されていた◆ウィンキー国を進むと道中でチクタク、ビリーナ、4個目のかぼちゃジャック※、ブリキ皇帝、ライオン、タイガーに再会する(※ジャックはカボチャ畑に住んでいて3つお墓があり、死んでしまったかと思いきや…腐(くさ)った頭が植えられただけ。オズマ姫がカボチャを彫って頭を交換すると生き返る)◆ドロシーはかつて冒険した仲間たちに、都合良く巡り合うので不思議がると、実は今回の旅はオズマ姫が仕組んだことで祝賀会にドロシーを招待するためだった(さすがに「魔法の絵画」でスクードラーや死の砂漠のピンチの時は呼び寄せようと思ったがボサ男が機転を利かせてくれたのでその必要がなくなった)◆またボサ男の秘密に気づいてたオズマ姫は「愛の磁石」を手に入れた経緯をたずねる。実は元々、バターフィールドに住む若い娘が持っていた物で、彼女は多くの求婚者がいて本命の彼と結婚できず悩んでおり、愛される彼女を妬み盗んだものだった…ボサ男は今まで愛されたことがなく、自分も愛されたかったと打ち明ける。オズ国に来て愛される事を知ったボサ男は磁石を手放す決心をする。磁石はオズマ姫の命によってオズの城門に飾られることになった◆オズマ姫はキツネ王とロバ王のやり取りを見ていたので約束通り彼らを招待する(ただ音楽人間だけは王室楽団を乱してしまうので呼べなかった…)◆祝賀会は大成功に終わり、オズの魔法使いが割れないシャボン玉でお客たちをそれぞれ国へ届ける。来賓(らいひん)の中にはサンタクロースがいて、ボタン・ブライトの家も知っていたので彼はサンタとシャボン玉で帰る。ポリーはサンタが虹のお父さんに居場所を知らせたのですぐ虹が現われ、それぞれの親元に帰ることができたのだった。ボサ男はオズで自分の誠実さを証明したいと言い、残る事にする。ドロシーとトトはシャボン玉ではなく、ベッドで寝てる間にカンザスへ帰りたいと望み、オズマ姫は魔法のベルトでドロシーたちを元の世界へ送り届けたのだった…
(おわり)

■■■{◎実はオズマ姫の招待だった…と言うオチがいつもながら、どんでん返しで面白いです。

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