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08-ゼンマイ人間チクタク
※あらすじメモは無料です。後ろの個人的な感想が有料になってます。
{◎オズの魔法使いの続編…あらすじメモ}

※これから読む方でネタバレしたくない方は、読まないでください…。

■■■オズ国の端にある、とても小さい国「ウーガブー国」。ここの前国王と妃はエメラルド市の華やかさに憧れ、王位を放棄して家出したので彼らの2人の娘が統治を代理していた。しかし姉アンも自国に満足できず、妹サリーに国の統治を押し付け自分は自国の18人しかいない男性のうち菓子職人を除く17人で軍隊を作ると無謀にもオズマ姫のいる城へ侵略しようとする◆それを魔法の本で知った「南の良き魔女グリンダ」は、国境に魔法をかけてエメラルド市に通じる道を封鎖してしまう。アンの軍隊は未開の地に足を踏み入れ、人食いの霧「ラック」に出くわす。本屋の「ヤスリ」が勇敢にもラックに立ち向かい追い返したので、彼が軍のリーダー格となる◆一方…アメリカのオクラホマから船旅をしていた少女「ベッツィ・ボビン」は、船が難破し旅の途中で仲良くなった「ロバのハンク」と共に嵐の海に放り出されてしまう。大破した船の残骸にしがみつき、たどり着いたのは広大なバラ園がひろがる「バラ王国」。しかし温室に無断で侵入してしまい、次期王家を栽培してる庭師に処刑されそうになる。そこへ突然、リンゴの枝が折れてガラスの天井を突き破ったボサ男がやって来て、彼はお守りで「愛の磁石」(※05巻…持ってると誰からも愛される磁石)を持っていたため助けられる。庭師は磁石が効くが、温室のバラたちには心が無いので効かない。ベッツィたちは自分たちを穏便に扱ってくれそうな新女王「オズガ姫(オズマ姫の遠縁)」を摘み取る。しかしバラたちは「私たちは男の統治者が欲しい、女に支配されるなんてまっぴら」と言って怒り出したので、庭師はバラ姫もベッツィたちもバラ王国の領地から追放するのだった…◆ボサ男は行方不明の弟が地下王ラゲドー(※03巻「ノーム王」のこと。名前が違うのは06巻で記憶喪失になり、自身の名前を忘れたため)探す旅の途中だった。ラゲドーに会うため地下の入口を探す道の途中、虹からまた取り残された(※05巻)ポリクローム(ポリー)に会い、一緒に旅をする事になる。分かれ道のある場所に来ると脇に井戸があり、ロバのハンクが騒ぐのでベッツィたちが井戸の中にあるものを引き上げる。それは「銅製機械人間チクタク」だった。チクタクは地下への道の正しい位置をボサ男に教えるためオズマ姫が遣わせたが、ラゲドーに見つかり井戸に放り込まれてしまった。チクタクも今は地下の道が分からず、ベッツィたちは行先を考えてるとアン女王の軍隊がやって来る。アン女王は、ベッツィたちを見て奴隷にするよう命じるがヤスリは子どもたちを奴隷にするくらいなら除隊すると言って兵を抜けてしまう。他の男たちもそれに従うが、アン女王だけは意地になる…しかし結局、磁石の効力を受けてアン女王の軍隊はボサ男の弟探しを手伝う事になるのだった…チクタクは小銃をヤスリから譲り受けて唯一の兵率となる。ヤスリとバラ姫は仲良くなりヤスリは「バラ姫が花に尋ねれば何か教えてくれるのでは…?」と提案されバラ姫は野原の花たちに尋ねる。すると皆一斉に同じ方向に傾いて地下への道を示すのだった◆一方…地下王ラゲドーは地上はるか遠くの音を聞き分ける部下ノーム「遠耳(とおみみ)」から、ボサ男たちが地下入口に近づいてると知る。執事カリコに「ポッカリトンネル」に突き落とせと命令するが、そんな事をすれば地球の反対に位置する妖精国リーダー「チチチ・フーチュー・ジンジン」から厳しい罰が下されると引き止めるがラゲドーは全く聞かない。カリコはいざとなったらラゲドーを見限る覚悟をする…川沿いの「ゴム石」に魔法をかけて川の飛び石を渡れなくしたり、地下の入口手前にみえない落とし穴が用意して邪魔されたのでベッツィたちはトンネルに落ちてしまう…◆気がつくと地球の反対国に来たベッツィたちは多数の王と妃たちによって、1人しかいない「一般市民ジンジン」の前に引き出される。彼は、裁きはラゲドーのみ受けるべきであり、ベッツィたちは「ラゲドーに故意に落とされた」と言う事でトンネルに無断で入った罪を赦される。その夜、6人の明かりの妖精(昼間,太陽,月,星,炎,電気)に見守られて眠りにつくのだった…翌日、ベッツィたちはジンジンの命令によって呼び出された子どもドラゴン「クオックス」(おとなしいが、体格は大きくて、年は3560才…)の背中に乗ってトンネルをくぐって帰る◆ラゲドーの元に、まずアン女王の軍隊とチクタクが向かうが地下牢につながる落とし穴に落ちて捕まってしまう。ベッツィとハンクは執事に会い、安全な自分の部屋に2人をかくまう。ボサ男、バラ姫、ヤスリはラゲドーの魔法で鳩、バイオリンと弦に姿を変えられてしまう。ラゲドーはポリーを気に入って捕まえようとするが虹は実体がないため捕まえられない。怒った彼は自分の妻になれば仲間を返してやると脅すがポリーは外に待っているクオックスを呼びに行く◆クオックスは洞窟の入口で鎖に捕まってしまうが、彼はジンジンから首に魔法のリボンと、ロケットペンダントを巻かれていた。リボンは魔法の使い方を忘れる力があり、ラゲドーは魔法が使えなくなる。リボンに触れると変身させられた魔法がとけたのだった。するとロケットから6個の「弾む玉子」が出て来てラゲドーを追い回す。地下のノームにとって玉子は毒なのですっかり怯えたラゲドーはポケットに宝石を積めることも忘れて外の世界に逃げ出す。戻ろうとするが玉子は入口で塞がれてラゲドーは「2度と地下国へ戻れなくなって」しまったのだった。横暴なラゲドーがいなくなり、ベッツィたちは部屋から出され「あなたが次期ノーム王になるべき」と言われたカリコは、王になるのだった。チクタクは溶かされそうになったところを釈放される。地下牢に囚われていたアン女王の軍隊は秘密の抜け穴から脱出していたので、だれもいなくなっていた…◆役割を終えたクオックスは自分の国に帰る。ボサ男の弟はラゲドーが「貴金属の森」に閉じ込めたがカリコも場所を知らない。その頃、丘の頂上で虹が現れるのを待っていたポリーが、彷徨うラゲドーが隠し扉の岩から貴金属の森に入る姿を見かけ、皆に知らせる◆貴金属の森は宝石や金銀財宝でできた地域と、ごちそうが実る樹木がたくさん生えてる地域があった。そこでアン女王の軍隊がラゲドーを捕まえてるところに出くわす。彼らの抜け道は貴金属の森に通じていて、財宝を見つけて喜んだのもつかの間、出口がなくて牢屋と同じであると失望していた。そこへラゲドーがやって来たので帰る道を聞き出そうとしたのだった◆ボサ男の弟は「ごちそうの森」の小屋にいたが、みにくい顔になる魔法をラゲドーにかけられたため小屋から出てこない。ボサ男にハンカチを渡され顔を隠してようやく皆の前に出てくるのだった…◆宝石が重すぎて森の入口で休んでいたラゲドーに魔法をとくよう迫るベッツィ。「解くためには人間か妖精の女の子のキスが必要」と言い、ベッツィ、バラ姫、ポリーが勇気を出して彼にキスをする(森に通じる道は暗いので、弟くんは「松明を消して顔を見ないで欲しい」とお願いした…)そしてようやく元の人間の顔に戻ったのだった◆ラゲドーはカリコの恩赦で地下洞窟に住むことを赦される。ポリーは小雨が止んだ空に虹がかかって空に帰る。アン女王、軍隊、ヤスリ、バラ姫は、アンは自国の女王でいるだけで充分であると悟り、貴金属の森から持てるだけ財宝を持つと、「魔法の絵画」でベッツィたちの冒険を見ていたオズマ姫とオズの魔法使いの魔法によって自分たちの故郷へ送り届けられた。ボサ男は弟が戻ってきた事と、ベッツィに帰る場所が無い事を理由に3人で旅を続けたいと望む。オズマ姫はボサ男とベッツィはオズ国への居住を許可できると考えるが、弟くんはまだ何とも言えないため、ドロシーに助言を求める。ボサ男がいなくなると困るのならば、3人一緒に来るべきと言われ、ベッツィたちはエメラルド市に呼び寄せられる。ロバのハンクはライオン、トラ、ノコギリ馬にあった途端、自分が話せるようになってる事にようやく気づく。ドロシーはベッツィから子犬のトトが実は、しゃべれる事を教えてもらう。ドロシーがトトにたずねると「うん、しゃべれるよ」と初めて言葉を話す。世界中の子どもたちが、このステキなオズ国に来れたらいいのに、と話すベッツィだがオズマ姫は「それが叶えられない願いで良かったわ。そしたら、今度は私たちが出ていくことになっちゃうわ」と言って3人は笑い合うのだった…(おわり)

■■■{◎オズ国の続編、後半スタートです。08巻からちょっぴり雰囲気が変わった気がします。

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{◎すてきな じょうほう ありがとうございます。Thank you.Your support will be used for research.}