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登山 with コロナを考えるプロジェクト、クラウドファンディングを始めます

with コロナの登山にどう向き合っていったらよいか。登山者がポジティブに考えられる足がかりを登山者の皆さんと共有したい。

ーーその思いのもと、山を仕事の場とする仲間たち、登山をよく知る医師たちで結成した私たちteam KOI。

4月末から話し合いを重ね、6月上旬に登山者が気を配りたいポイントをまとめたポスターを完成させました。

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アウトドアメーカーなど多くの企業、団体にご協賛いただいたおかげで、デザイン、印刷費および、各地への発送費をまかなうことができ、全国の山小屋、山へと向かう交通機関、アウトドアショップ、山麓の店舗への掲示が進んでいます。

現在(8/3)では、北は利尻島から南は屋久島まで、A1サイズを780セット、A3サイズを1180枚セット各地へ送付しております。

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これらは、team KOIが日ごろお世話になっている方々、友人たちの多大なるご協力によって成り立っております。さらには、私たちの交友関係を越えて、次なるサポーターの輪が広がっています。

ポスターの掲示場所は、私たちが知りえないところにまで及んでいて、嬉しい驚きとともに、とっても感謝しています。

また、このポスターを目にした方、SNSで情報を得た方などから、あらたに掲示希望のリクエストもいただいています。

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しかし、ご協賛いただいた企業・団体様からの資金では、印刷費と送料をまかなうことには限界があり、今後、ご希望に応えられない可能性があります。

そこで、クラウドファンディングを始めることにいたしました。
詳しくはこちらです>>>

リターン品には、皆さんとこれから先もよりほがらかで安全な登山について議論を深めていけるように、ポスタービジュアルを反映した手ぬぐい、ポストカード、そしてteam KOIロゴ入りのマグカップを用意しました。

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今後、ウイルスの感染状況や医療リソースの逼迫度合いにはさまざまなフェーズが考えられます。

けれど、このポスターで描いているポイントは、どのフェーズにおいても通じる普遍的な内容です。また、従来から登山のリスクマネジメントについて欠かせない内容となり、コロナ終息後にも必要となる考え方を示したものでもあります。

そのため、コロナ時代のいまだけでなく、これから先も長くポスターの拡散活動を続けていけるよう、試みていきます。

どうぞ、ご協力をよろしくお願いいたします!
https://motion-gallery.net/projects/teamkoi2020

◎メンバー9人からひと言ずつ

柳沢太貴
(赤岳鉱泉・行者小屋)
team KOIが立ち上がったのは、4月当初、赤岳鉱泉・行者小屋の長期休業を決めた頃のこと。コロナについて勉強したかったし、果たして今後再開できるのか、同業の仲間たちと一緒に探っていきたく、参加しました。
このポスターは、遠くからでも一目見ると「なんだろう?なにが書いてあるのだろう?」と万人の印象に残るデザインに仕上がりました。僕は32歳ですが、同世代の若者たちにも、もっとコロナのことを知ってほしいし、これをきっかけに、withコロナの登山について考えてもらいたいと思っています。

花谷泰広(山岳ガイド、甲斐駒ヶ岳・七丈小屋)
日々の生活やお仕事で、試行錯誤をしながらwithコロナの日常を過ごされていると思います。少し息が詰まるような日々ですが、いつもより少し気をつけなければならないこと、意識しなければならないことを増やすだけで、これまで通り山登りを楽しむことができます。ひとりでも多くの方がこのポスターを目にすることで、新しい山登りを考えるきっかけになればと思っております。
ぜひ皆様にもポスターの拡散にご協力いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

佐藤泰那 (編集者、KUKKA)
イラストレーターの大野舞(デナリ)さんがポスターに描いてくださった、登山者一人ひとりが考え、工夫しながら楽しむ山の世界。
山を愛する皆さんに眺めていただき、ご自身や仲間の輪のなかで、これまで以上に安全で明るい道すじを見つけることにつなげていただけたらうれしいです。

佐々木大輔(国際山岳ガイド、日本山岳ガイド協会理事)
世界中の人々が手探りで、それでも前向きに生きている時代。先行きの見えない本当に難しい状況だからこそ、自然の中に身を置くことには、人が生きていく上でのなにがしかのヒントがあり、それは生きる助けになるはずです。
いまの時代、山に入るのには、最低限気をつけたいこともあります。地域によって事情が異なり、また考え方は今まで以上に多様です。
だからこそ、お互いに思いやりをもち、末長く山を楽しんでいきたいと思います。 
このポスターには、この先も山に親しんでいくためのヒントが詰まっています。より多くの方々に見ていただきたいと思っています。ご協力を、よろしくお願い致します。

近藤謙司(国際山岳ガイド、アドベンチャーガイズ、日本山岳ガイド協会理事)
登山は、日本の国民の心と身体を健康にする行為だと、私は信じています。登山が好きな皆さんが、これからも山を楽しめるようでありたいし、そしてこのタイミングで登山に興味を持ってくれる人達が出てくるのではないかとも思っており、そんな人たちを歓迎したいです。
そのためにも、登山社会が健全であり続けなければなりません。team KOIは、登山を生業とする仲間たちで集まりました。Withコロナの世界のこれからは、先が読めないこともあります。けれど私たちは、その時々に合わせてポジティブに変容し、明るい登山社会を作っていきたいと思っています。応援してください!

稲垣泰斗(医師、北里大学医学部総合診療医学特任助教、ウィルダネス メディカル アソシエイツジャパン 医療アドバイザー)
このteamでの活動がなければ、私自身、医師として、また登山者としてもこれだけ多角的な視点からCOVID-19について考えることはなかったでしょう。
様々なシーンでの感染対策に携わる中で、重要なのは山を生業の場とする者の努力だけでなく、それ以上に登山者一人一人の意識の変化だと強く感じています。
全員で知恵を絞って作ったポスター、日々新たな事実が明らかになっていく中でも色褪せない普遍的なメッセージを選ぶことができたと思っています。多くの方々に見ていただければ幸いです。
応援よろしくお願い致します。

浅井悌(医師、利尻島国保中央病院副院長、日本山岳ガイド協会ファーストエイド委員会委員、災害人道医療支援会理事)
新型コロナウイルスの感染拡大を防止する視点だけであれば、登山をしなければいいのです。
けれど、登山は我々の心とからだをともに健康にする、すばらしいアクティビティです。コロナ禍において、心身ともに弱ってしまった方もいらっしゃいます。健康を取り戻すには、野外のアクティビティである登山は最適であり、山に登ることによって、元気を取り戻してほしいと思っています。
一方で、近年の登山ブームによる混雑や、山小屋での密については、感染拡大の場を作ってしまうのではないか、という懸念もありました。
そのようななか集まったのが、team KOIです。医師や山岳ガイド、山小屋の当主とそれぞれの分野からプロフェッショナルが揃いました。お互い意見を言い合い、歩み寄った結果、素晴らしい提案ができたと思います。
我々は、いまだかつてない経験をしているわけで、team KOIが提案した内容も、決して十分ではないかもしれません。今後も、すべての登山者の健康のために、何が最適であるかを模索し、提言できればと思います。

山田淳(やまどうぐレンタル屋、フィールド&マウンテン)
なんとかポスターというアウトプットが出せたことに、teamKOIメンバー、協賛企業、イラストレーターのデナリさん、その他ポスター掲出に関わってくださっている多くの方々に感謝、感謝です。なんとか議論だけでなく形になった。このポスターが多くの人の目に触れてもらえれば嬉しいです。
これからの数年間は何が正解かわからないような事態が続くかもしれません。
ただ、自然のなかで遊ぶという、人として当たり前の行為が社会の中で認められるように。そして、山という、先鋭的な冒険野郎から健康のためのハイカーまで、多くの人を楽しませてきたものが、 これからもより多くの人を魅了していくように。
そんな明るい未来のために何ができるか、みんなで考えていきましょう。

柏澄子(ライター、日本山岳会理事)
team KOIの言い出しっぺです。切実な思いで、チームを立ち上げました。いつだって登山の社会は健やかでありたいと考え、山田淳さんとふたりで、同業たちに声をかけました。登山の社会全体を自分のこととして感じ考え、行動できる信頼する仲間たちです。
ポスターが、友人から友人の手に渡り、日ごろお世話になっている仕事先へ広がり、あちらこちらに掲示されました。皆さんの行動力に感動しています。登山を大切にしたいという気持ちが伝わってきて、同じ思いだったんだと勇気をもらいました。
この先、もっとたくさんの方々と思いを共有していきたく、クラウドファンディングを始めました。 このポスターが、皆さんのこれからの登山のお供ができますように。

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最後まで読んでくださってありがとうございます。
team KOI一同より

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新型コロナウイルスの流行を機に、今後の登山活動を考えるべく集まった山を愛するメンバー。山岳ガイド、医師、山岳旅行ツアー会社、山小屋事業者、メディアなどそれぞれの立場から参画。日本の登山社会が健全に活発に発展していくよう、これからもさまざまな活動を行ないたいと考えている。