見出し画像

Vol.4 「外国人選手は外野守備が下手」という風潮に物申す

どうもCORONAです。
前回までの3回は長々と自分のことについて書かせていただきましたが、いよいよ今回から「記事らしい記事」を書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

さてさて、
野球談義の席でこのような人を見かけることはないだろうか。
「外人は外野守備が期待できない。」
「そんなところに外人置いたらファイヤーフォーメーションになっちゃうよ」

画像1

うん。まぁ気持ちはわかる。
NPBで有名な外国人選手は大概打撃が優秀だ。よく豪快なホームランをかっ飛ばす外国人選手には注目が集まる。一方で彼らの守備はというと、お世辞にも上手とは言えないケースは少なくない。先日行われた日本シリーズでもデスパイネの守備の時の動きがぎこちなかった。

自分も過去にそのような固定観念にとらわれていたことがある。マリーンズの試合を頻繁に見ていた頃、交流戦等でデスパイネをたまに守備につかせると、やはり動きが怪しかった。

画像2

逆に外野守備の名手といえば、当時のマリーンズには岡田幸文がいた。その他にも、NPBの両リーグを見渡した時、外野守備の名手といえば、荒波翔であったり、秋山翔吾であったり、大島洋平であったり。快足を生かした守備が魅力で、スリムな体型の選手が多かった。日本人より大柄でガッシリした体つきの外国人選手は、その逆で守備が下手そうに見えてしまうのだ。
またNPBに来る外国人選手は、そもそも守備よりも打撃面でチームに貢献することを期待されて海を渡ってくるケースが多い。打撃はメジャークラスでも守備が得意でないため、打撃も守備も上手な選手とのMLBでのレギュラー争いに負け、日本に活躍の場を求めやってくるというケースの選手、過去にたくさん見てきていることだろう。
だから「外国人選手の外野守備は上手くない」という固定観念がはびこるのも理解できなくはない。

画像3

しかし、自分のその固定観念を覆した選手がいる。
ヒューストン・アストロズのジェイク・マリスニックだ。身長193cm 体重102kgの巨体。アストロズの選手の中でも大柄なほうだ。選手名鑑を見ると守備が上手いと書いてあったため、「ホントかよ」と半信半疑でYouTubeで「Jake Marisnick defense」と検索をかけた。
すると、この動画が出てきた。


2015年のある日のマリナーズ戦で見せた、ジェイク・マリスニックのセンターの守備に度肝を抜かれた。
ごめんなさい、今まで外国人の外野守備は下手だと思ってた。けどそんなことない、世界の超一流はすごい!
自分が今まで世界一外野守備が上手いと思ってた岡田幸文。彼があの打球をセンターの坂を上りながら捕球する姿は正直まるで想像すらできない。

以降、自分の周囲で「外人の外野守備は期待できない」という固定観念を持った人を見た時、必ずと言っていいほど「そういうならとりあえずジェイク・マリスニックの守備見てみなよ」とすかさずYouTubeでこの動画を見せる。この動画を見た彼らは、その時今までの固定観念を捨てる。

自分はセイバーメトリクス等の指標をチェックしながら野球を見るタイプではないため、印象で「この選手のは上手い!」と語ってしまいがちではあるが、外国人選手の外野守備に期待しながら野球を見るのも悪くない。

皆さんも、たまには外国人選手の外野守備に期待しながら野球を見てみては?

P.S. マリスニックへ
君は守備はもちろん素晴らしい上に、打撃もパワフルだ。だが変化球が尽く苦手だよね。今度のオフはもっと変化球を打つ練習をして欲しい。君のスーパープレーを毎日見たいんだ。レギュラーを取るために変化球を克服してくれ!
明後日からの残りのワールドシリーズ、そして来シーズン、君の活躍に期待しているよ!

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?