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あなたにとって嵐とは?〜成長につながる問いかけコーチング#110

今日の問いは天気シリーズの続きで「あなたにとって嵐とは?」です。
嵐と聞くと、なんだか逆境をイメージしますよね。

私は福岡県の中間市というところで生まれ育ちましたが、近くに遠賀川という川がありました。その遠賀川の堤防のすぐそばに住んでいたんですが、数年に一度嵐のような大雨が降ると、川が氾濫して近くにある建物や車が流されていく様子を見ていました。

当時はその様子を見るのが楽しみで、台風や大雨が来ると親に怒られながらも同級生と川を見に行っていました。今は昔に比べ圧倒的に被害が大きくなっているので喜んでいる場合じゃないですし、当然人的被害もあるので安易にワクワクしていたという言葉は不謹慎ですが、そのときの経験から「嵐」と聞くと、感覚的に何かが起こりそうな予感がし、物事の変換の兆しを感じてしまいます。

みなさんも覚えているかもしれませんが、2019年のラグビーW杯もちょうど日本の台風シーズンにあたり、いくつかの試合がスキップされました。ああいったことがあると、本当に大変ですね。

今日のこの問いについてみなさんに考えて欲しいのは、自然現象としての嵐もそうですが、比喩としての嵐=あなたにとっての嵐とは何かです。
先日の曇りについての問いの中で、私にとっては曇りのようなモヤモヤ感が大切で、同時にそれを人に提供することも自分の仕事だというのに改めて気づいたわけですが、同じように時々嵐も引き起こしているのではないかと気づきました。

これまでも自分自身にとって嵐のような大変な出来事や逆境を経験してきました。今でも逆境に追いやられることはありますし、嵐のような場面に出くわすことも多々あります。しかし、曇りのモヤモヤ感よりももっと大きなインパクトをもつ嵐のような体験を自分自身も体験し続けないといけないし、身をもって体験したことで、人に対してもその大切さを提供できるのだと思います。

私のコーチングスタイルは相手と一緒に崖っぷちギリギリのところまで行くスタイル。相手からすると迷惑かもしれませんが、私がその人にとっての最終的な成長を見据えた上で、嵐のような混乱、インパクトを起こしていくこともコーチ、指導者としては大事なのだと感じます。

嵐を巻き起こしていくことを私自身が楽しんでいるのかというと、当然そうではなく一緒に苦しむことも多いです。しかし、私自身も苦しみながらも、嵐が去るときには新しい何かが芽生えているという感覚を、多くの人と共有したいと思っています。

さて、あなたにとって嵐とはなんでしょうか?ポジティブなことでもネガティブなことでも、一度自分の中で考えてみてください。

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。


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