見出し画像

プログラミング教育:スポーツの分類

出題内容

15種類のスポーツを「◯◯なスポーツ」というグループ名をつけて3つに分けるというテーマでレッスンを実施しました。

ねらい

プログラミングを学ぶための土台作りとして「コンピューターっぽい頭の使い方を学ぶ」をテーマにレッスンを実施しています。
今回は自分で決めたルールに基づいてどのグループに入るかを考えてもらうことで、分けにくいものがないか、誰もが納得する分け方になっているか、などを考えてもらうことを目標にしました。

生徒の様子

新2年生

出たアイデアは
 ① 格闘スポーツ 
 ② 道具(生き物)を使うスポーツ
 ③ 手足を使うスポーツ
といった分け方や
 ① 走るスポーツ
 ② 痛いスポーツ
 ③ 道具を使うスポーツ
がありました。

特徴としては、まず1グループ作り、残りを2グループに分けるといった流れで作るやり方が見られました。
そのせいで、2つ以上のグループに当てはまるスポーツが出てしまいました。あえて意地悪な聞き方をすることで子供たちも気づき、グループ名を変更するなどの工夫(抵抗)をしていました。
また、分類の優先順位をつける(「痛い」スポーツから分けるなど)ことで、ある程度納得できる分け方になるということも学んでもらいました。

新3, 4年生

主なアイデアとしては
 ① 球技
 ② 1人でできるスポーツ
 ③ 2人でやるスポーツ
がありました。こちらも同じく、まず1グループを作る考え方になっていたので、「分け方のテーマを決める」という部分を考えてもらいました。

その結果、
人数をテーマにすると「チーム、1人、2人」
競技の内容をテーマにすると「球技、格闘技、レース、パフォーマンス」
といった分け方ができそうだ、という結論になりました。

他にも、オリンピックのモットーとなっている「より速く、より高く、より強く」というテーマで分けられないか、という意見が出てきて、議論しながら分類する様子も見られました。

まとめ

それぞれの学年に合ったレベルで、自分以外の人でも同じ分類結果になるようなルール作りの方法を学べたのではないかと思います。
同じテーマを発展させるときには、後出しでスポーツを追加して、それでも分類できるルールになっているか、などをテーマにしていく予定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?