![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141939932/rectangle_large_type_2_c098614498c11a8ebd0f63eda707543d.png?width=800)
算数レッスン:たし算ひき算の推理
出題内容
お題となっているいくつかの数字のうち、2つを選んでたし算・ひき算をした結果の数字を見て、元の数字が何だったかを推理するというテーマです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716726931715-lcwEDJossB.png?width=800)
ねらい
以前出題した「記号に当てはまる数字の推測」と本質的には同じ問題で、色々な数字の組み合わせを試しながら正解を探すという、試行錯誤をすることを目的としています。他にも「1はたし算では作れないから、ひき算の結果に違いない」といった分析を行いながら進めることも目標としています。
生徒の様子
「この組み合わせだと6個のうち3個作れた!」「あと2個、おしい!」
といった感想が飛び出しました。以前の問題よりも「正解に近づいている感」が感じられたようです。
また、なんとなく思いついた数字を試すのではなく「その計算結果を作れる数字の組み合わせ」を書き出し、分析しながら見つけている生徒もいました(下図)。ここまで来ると、試行錯誤というフレームワークはほぼ習得できたと言えそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716727742723-T7AMLzqTiD.png?width=800)
課題
さすがに何度も不正解だと少しずつやる気が削がれていくようで、○分経ったら数字を1つ公開する、など飽きない範囲でヒントを出していく必要があると感じました。
まとめ
「○個中△個できた」というように、子どもたちにとっては「正解か不正解か」以外の尺度で問題を捉えるきっかけになったのではないかと思います。
問題作成者としても、今回のように問題の達成率を盛り込むことができれば、より自然に試行錯誤や問題の分析といった行動を引き出せそうだと感じる結果になりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?