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【4歳、いのちのはじまりを語る】

先日、次男が1歳のお誕生日を迎えました。

お誕生日の前夜、すやすや寝ている次男のそばで、
長男と小さな声で話しました。

「明日はけんけんの1歳のお誕生日だねえ」

「ねえママ、あかちゃんは、男の子と女の子が
 つながって生まれてくるんだよね」

「おお・・・!そうそう、そうだよね。
 けんけんもゆうすけも、そうやって生まれてきたんだよね。
 パパとママがつながって、生まれてきたんだよね」

予期せずさらり、と大切なことが彼から
語られたので、思わず驚きました。

そして、命のはじまりを、
”男の子と女の子がつながって、生まれてくる”
と表現している彼の言葉が、本当にそのとおりだし、
それってとても神聖で神秘的なことだなあ、と
彼に教えてもらったように感じました。

・・・

我が家には、性教育に関する絵本が
いくつか本棚に置いてあります。

性教育について伝える活動をしている
徳永桂子さんとの出会いをきっかけに、
子どもたちへの性教育はとても大事だと感じて、
できるところから、日常の中で
性について彼に伝えてきました。

本棚にある絵本のひとつ。

『おちんちんのえほん』

ママ読んでー、と彼が手にとり
リクエストしてくることもあれば、
ふとした瞬間に、一人でページをめくって
じいっと眺めていることもあります。

その中に、こんな言葉があります。

きみのはじまりも、この、
ふたりの「いのちのもと」なんだ。
パパの「せいし」と、ママの「らんし」。
ふたつの「いのちのもと」がであって、
きみがうまれた。


引用:『おちんちんのえほん』より

性教育は、大切な自分という命についてのこと
だと思っています。

自分のことを知る、というプロセスは、
自分を大事にする、ということにつながっています。

そして、自分のことを本当に大事にできると、
人のことも、大事にできるのだと思います。

自分は、パパとママがつながったらから生まれたんだ。

自分のいのちのはじまりの物語を知っている。
そのことが、彼の内なる世界に何をもたらしているのかな。
自分という存在を、どんなふうに受けとっているのかな。

彼がいつか大切なパートナーができたとき、
そのパートナーとつながって、
命がやってきて、そしてお父さんになったとき、
何を感じるのかな。

そんなことに思いを馳せています。

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