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【僕の涙には、理由があるんだ】

facebookが4年前の投稿を教えてくれました。
当時1歳の長男は、はや6歳。
今も涙を流す場面がたくさんあるのですが、
ちいちゃな時も今も、彼が泣くのには
明確な理由があるのだいうことが伝わってきます。

・・・・・・・・・

時々「うぎゃあー!!」とふんぞり返り、泣き続ける湧介。

今日はもう寝る時間だよー、と寝室に連れていったら、
急にのけぞり返ってわめき散らし、
絵本読もうか、と提案しても、
お気に入りのお歌を歌ってみても、
ますます激しく暴れるばかり。

30分ほどそれが続き、いやはや
どうしたものかと途方に暮れながらも、
あれ、もしかして・・と思って、

「さっき、ゆうちゃんと遊んでる途中で
ママがもしもし(スマホ)見始めたから、怒ってるの?」

と聞いてみたら、ピタッと泣き止んで、
「うん」と大きくうなずきました。

「それは寂しいよねえ。嫌だよねえ。
ごめんね。ママ、これから気をつけるね」

と伝えたら、そうだよお!やっとわかってくれたのー!
と言わんばかりに、まんべんの笑顔でにっこり。

そこからは、さっきまでの怪獣ぶりはどこへやら、
ご機嫌に絵本を読み始めました。

ああ、子どもが泣くのには、ちゃんと理由があるんだなあ

と、当たり前のことにはっとさせられました。そして、

子どもがたちが激しく感情をむき出しにするときほど、
その奥には、その子にとって、とても大事で譲れないものがあります。

子どもが泣くのは当たり前。

だから、当たり前と思って、私たち大人は、
その奥にあるもを見過ごすことがあるのだと思います。

だけど、その当たり前のさらに奥に、
当たり前に、明確な理由がある。

私自身、自分の心に余裕がないときは、
彼の心の奥にあるものを大事にできてないときがあると思います。

慌ただしい日常の中でも、当たり前の奥にあるものを
大事にできる自分でありたい。

・・・・・・・・・

6歳になった長男。普段は天真爛漫な様子ですが、
悲しそうにシクシクと泣く時があります。
彼が落ち着いてから、何が悲しかったのかを聞いてゆくと、

ただただ、ママに見ていてほしかった。
ただただ、ママと一緒にいたかった。
ただただ、ママによろこんでほしかった。
ただただ、ママに笑ってほしかった。
ただただ、ママの助けになりたかった。

そんな彼の願いがあることに気がつきます。
今年の七夕に向けて、彼が書いた短冊に願い事は、

『ままとずっといっしょにいられますように』

ああ、赤ちゃんの時も今も変わらず、
彼の願いはそれなんだなあ、と、感じます。

慌ただしい日常の中でも、当たり前の奥にあるものを
大事にできる自分でありたい。

それは、数年前も今も変わらない私の願いです。

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