高専入試がマークシートじゃなかったら… # 母親目線で語る高専入試

漢字が書けない…病?

凄まじいほどに漢字が苦手な太知。
そのため、テストでは漢字で解答することに苦しみました。

定期テストや学校で実施する模試(業者テスト)は範囲が決まっているため、何度かは点をもらえたこともあります。3年間のうち、何度か。
ところが、中学3年間という範囲で出題されるとなると気の毒なほどに大変でした。

高専はマークシート解答

幸いにも高専の入試は数年前からマークシート方式に変わりました。
本当に幸運だったと思います。

また、滑り止めで受験する私立もマークシート方式。
この私立を選んだ理由のひとつが、高専の前に試験が行われるのでよいリハーサルになるというものでした。

高専がダメで公立を受験するなら後がない

受験実施順序は、私立→高専(推薦)→高専(一般)→公立です。

太知が選んだ私立は、よほどのミスをしない限り合格できるレベルです。
試験の得点結果によってS、A、B、Cランクに分かれ、それぞれ奨学金支給や入学金免除などの特典が得られます。
滑り止めで受験する生徒が多いため合格者人数が多いので、ランクはさて置き合格はできる見込みでした。

高専が推薦と一般でダブル不合格となると、必然的に公立を受験しなければなりません。
なぜなら、この私立へ進学するとなると卒業後の進路はほぼ私立の大学や専門学校が主流だったからです。そうなると高校卒業後の進学にも膨大な教育費が予想され、我が家には大きな負担となります。
無い袖は振れません。私立は最終学歴を中卒にしないための最後の砦です。
高専がダメなら、公立へ進んでもらわねば。
つまり、公立を受けるならば不合格はあってはならない結末なのです。

この期に及んで漢字が書けない

私立と高専はマークシート方式ですが、公立は記述式です。
マークシートならば答えがわからなくても塗りつぶすことができますが、記述式となると正確な表記が求められます。

ここで漢字の書けない太知は大いに躓きました。
社会科はもともと苦手ですが、漢字で解答することでさらにハードルが上がります。

「ヤバいね」と私が言えば、「うん、高専はマークシートでよかったね」と太知。
いやいや、そこで安心するのはなんか違うし。

マジで公立は危なかったかも

幸いにも太知は高専の一般試験をパスできましたが、公立だったら結果はどうだったでしょう。
太知が受験を予定していた公立の工業高校は、偏差値でいうと15くらい高専を下回ります。
それでも、合格できたかどうか。

パソコンを便利に使っていたため、もしかするとそれが漢字を書く必要性をおざなりにしてしまったのかもしれません。
そういえば、書けないけど読めます。

公立を受けずに済んでよかったと心から思いました。

子育ての終わりが待ち遠しいと感じつつ、継続中であることが日々の励みになっていることもまた事実。現在の心境は言葉を尽くしても語りきれずに、今日も綴ります。