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2023 4月⑮:兄弟格差

2人の息子は同じように育てたいと考えています。
それでも性格や関心事が異なるため、まったく同じようにしようとすると上手くいかないこともありました。
また、長男に関しては慎重に事を進める傾向がある一方で、次男のときは経験値から「それほど神経質になる必要はない」という判断力が作動し、緩い対応になってしまったことも。

それ以外にも長男の洋服は全部新品で、次男はお古。
これは世間的にもよくあることなので、目を瞑ってほしいです。
でも、高専生になってからは寮生活なので全ての洋服に目が届かず、着まわすことに無理が出てきました。
よって、お古は母へまわってきます。

「スマホは高校生になってから」というのは同じようにできました。
それが許される環境だったこともあり、平等です。

習い事は、次男は小さいころにサッカー教室に通っていました。
お試しではありますが、塾へ行ったこともあります。
長男は、なし。

サンタさんからのプレゼントも同じものです。
我が家では欲しいものではなく、「興味を持ったら楽しいかもよ?」というコンセプトでプレゼント選びをするので、次男は幼稚園のときにデジカメや野球グローブなんかを手にし、見よう見真似で遊んでいました。
サンタさんが来なくなった理由は、次男が「サンタクロースって本当はいないんだよね?」と私に面と向かって言ったから。
長男が小学4年生、次男が2年生ぐらいだった気がします。
その後は現金。
同額支給で「クリスマスとお年玉」込みです。

そして今に至るわけですが、今までに「ズルい!」と兄弟のどちらかに不満を打ち明けられたことはありません。
本音はわかりませんが、心当たりもないので大丈夫なのだと思いたいです。

2人は現在、高専4年生と2年生。
今のところは同じ学校へ通い、共に寮生活を送っているのでお金の掛け方にも差はありません。
もしかすると長男は5年で卒業して就職。
次男も今のところ就職は就職希望。
この通りになるなら、まったく同じ教育費となる見込みです。
この点で兄弟格差は生まれないでしょう。

「自分にはお金を掛けてもらえなかった」という思いは、ある種のコンプレックスになる可能性があるようなので少しだけ気にしています。
兄弟格差というと大袈裟かもしれませんが、当人にとっては深刻な心の問題となるのでしょうか。
親にしてみれば「同じく大切に」という考えのはずですが、子育ては難しいものです。

我が家の長男次男は仲がいいというわけではないので尚のこと、お互いを疎んじるネタになるようなことは避けなければと思っています。

子育ての終わりが待ち遠しいと感じつつ、継続中であることが日々の励みになっていることもまた事実。現在の心境は言葉を尽くしても語りきれずに、今日も綴ります。