見出し画像

金銭報酬ではなく、「一人では成し得ない変革」に挑戦するチームにこそ人類の喜びが詰まっていると知った。

チーム・ゼロイチCEO の赤木が、新卒時代に入社した不動産ベンチャーは、2009 年、上場手前だったにも関わらず、リーマンショックの影響で民事再生となり、当時の社長は自己破産をした。「まるで波が引いていくように、自分たちの周りから人が去って行った。」ビジネス的・金銭的に価値の無い赤木は、付き合う必要のない人間だと言われている様だった。ビジネス的・金銭的つながりのモロさを痛感し、その後、トラウマ的にお金を稼ぐこと・持つことが怖くなる。

その数年後、独立をした赤木は、縁あって起業家向けのコワーキングスペースを始め、そこで数々の優秀な起業家たちと出会うことになる。

リアルな起業家の日々を観察する中で、お金がなくても強烈なやりたいこと(Myミッション)があり、金銭報酬ではなく心理的報酬(やりがい・自己実現・学び・共感 etc.)で、異なるスキルを持つメンバーを集めてチームを作り、一人ではできない創造や変革を実現していく起業家の様子を目の当たりにする。

当時、赤木が特に印象的だったのは、大した金銭報酬もなく巻き込まれた人たちが、とても嬉しそうに起業家の手助けをしている様子だった。

金銭報酬で働いてきた過去の自分とは異なり、各自なりの心理的報酬をベースに働く人たちの多くは、心穏やかで、クリエイティビティを発揮して仕事のプロセスを楽しんでいる様に見受けられた。そして起業家が苦しい時ほど、献身的に支えになろうとしてくれる、まさに「仲間」の様な関係性がそこにあった。
ゴールも分からずに手探りでトライ&エラーを繰り返すクリエイティブな0→1フェーズには、心理的報酬で集まったチームが必要で、まさにそんなチームを作りたい。強烈なやりたいこと(My ミッション)を介して構築される関係性は、ビジネス的・金銭的なつながりとは違って強固で温かく、魅力的に感じた。

不便さ/困難に向き合うことで人は「創意工夫・仲間との連帯」を手にするのだと思う。確かに金銭報酬は生きていく上で大事だが、それと並行して、一人では成し得ない「チームで生み出すゼロイチ」に心理的報酬で集った仲間たちと一緒に挑戦することこそ、最大のエンタメなのでは無いだろうか? そんな働き方を科学し、世の中の当たり前にしたい! 我々の挑戦が、集団で進歩してきた「種」としての人類をさらに進化させると信じている。

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?