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MNTSQの「Issue Raiseの責務」は刺さる人には刺さるかもしれないという話

はじめに

 初めまして。2023年3月1日に、MNTSQ(モンテスキュー)株式会社にアルゴリズムエンジニアとしてジョインしました清水健吾です。本記事は私がMNTSQにジョインして1ヶ月経って感じた所感について書いた、いわゆる入社エントリーです。
 本記事では、MNTSQの特徴の一つである「Issue Raiseの責務」について私の所感を書いています。詳しくは後述しますが、MNTSQではこの「Issue Raise」を以下のように定義しています。

あるべき姿と現実との乖離を感じた場合(= Issue)に、Publicな場で声を上げる(= Raise)こと

MNTSQ Members Portal

 そして、MNTSQメンバーは全員、Issue Raiseを行う責務を負っています。私はこの「Issue Raiseの責務」をとても気に入っています。同時に「私のように『Issue Raiseの責務』が刺さる人は他にもいるのでは?」と思ったので、本記事で自分の考えをまとめたいと思います。

MNTSQの「Issue Raiseの責務」

 MNTSQの社内ドキュメントには以下のような記述があります。

全メンバーが、MNTSQの価値を長期的に最大化するため、MNTSQの課題を自ら発見(Issue Raise)して解決し、MNTSQを非連続的にアップデートする

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 上記は、MNTSQのValueの一つである「Challenge Ourselves」について記述したページの一節です。正直これだけを見ると、「課題を発見し解決しましょう」という企業のValueとしてはよくあるフレーズに思えます。「Challenge Ourselves」も字面だけ見れば珍しいフレーズではありません。
 この「Challenge Ourselves」における、MNTSQの独自性は以下の3つの点です。

  1. Issue を “Raise”しなければいけない

  2. Issue Raiseの「責務」

  3. Issue Raiseを行うためのシステム

Issue を “Raise”しなければいけない

 MNTSQではIssueを発見した時にそれを、”Raise”しなければいけません。この”Raise”は「Publicな場で声を上げること」と定義されます。つまり、みんなが見えるところでIssueを全社に対してオープンにしなければいけません。これは一般的には心理的ハードルが高い行為です。確かに、組織の課題をメンバー全員が把握できるということは素晴らしいことですが、口で言うほど簡単ではありません。
 しかし、MNTSQではほぼ毎日新しいIssueがRaiseされています。残り2つのMNTSQ独自の点が、メンバーが臆することなくIssueをRaiseできる要因となっているのではないかと私は考えています。

Issue Raiseの「責務」

 前述の通り、MNTSQではIssueを発見し次第それをRaiseしなければいけません。これをMNTSQでは「Issue Raiseの責務」と呼んでいます。
 MNTSQメンバーは全員、Issue Raiseの「責務」を負っています。つまり「何か思ったことがあったら何でも言ってね」というスタンスではなく「何か思ったことがあったら何でも言わなければならない」というスタンスです。
 例えばMNTSQのドキュメントには以下のような記述があります。

MNTSQの全メンバーは、Issue Raiseの権利だけでなく責務を負う

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相手が誰であっても、既存議論を破壊するような内容であっても、見て見ぬ振りをすることはMNTSQの文化への最も重大な違反だとみなします

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 「責務」「重大な違反」など強い言葉が並んでいます。このように、MNTSQはIssue Raiseの責務に対して厳しいスタンスをとっています。しかし、私はこの厳しいスタンスこそがMNTSQのIssue Raiseをしやすい雰囲気を形成していると考えています。
 前項でも書いた通り、Issue Raiseは心理的ハードルが高い行為です。「邪険にされてしまうのではないか」「課題を指摘するなど会社に対して失礼ではないか」と考えてしまうものです。しかし安心してください。MNTSQではIssue Raiseが邪険にされたり、失礼だと捉えられることはまずありません。なぜならMNTSQにおいて、Issue Raiseすることは「責務」であり、Issue Raiseしないことは「重大な違反」だからです。そして、このMNTSQのIssue Raiseの責務に対する厳しいスタンスを、メンバー全員が理解しています。だからこそ、どんなIssue Raiseに対しても「まずはIssueを上げたことがえらい!」とMNTSQメンバー全員が認識しています。(余談ですが、認識するだけでなく、もっと表現していこう!というIssueも上がっています。)
 Issue Raiseをすることが責務であると言い切っているからこそ、Issue Raiseをしやすい雰囲気を形成できていると私は考えています。

Issue Raiseを行うためのシステム

 MNTSQではIssue Raiseを行うプラットフォームとしてGitHub Issueを採用しています。GitHubとは、エンジニアが共同で開発を行うためのツールであり、GitHub Issueは開発における課題や意見などを投稿する場として通常用いられています。
 以下のようにMNTSQのGitHubには日々Issueが投稿され続け、それぞれのIssueで議論が行われています。

全メンバーが投稿できるGitHubのIssues

 MNTSQではエンジニアだけでなく、非エンジニアメンバーもGitHubを使用し、Issueを投稿しています。もちろん非エンジニアのメンバーは元々GitHubの扱い方を知っていたわけではなく、Onbordingの際に講習を受けGitHubの扱い方を習得します。
 Issue Raiseという心理的ハードルの高い行為を責務として一方的に課すだけではなく、システムと紐づいてIssue Raiseをしやすい体制を整えている点は、MNTSQの特徴的なところであると考えています。

Issue Raiseの責務が刺さる人は他にもいるはず

 ここまで組織の話が多かったため、最後に入社エントリーらしいことを。
 私は新卒で入った会社を11ヶ月で退職しMNTSQにジョインしました。私は思ったことをどんどん発言したいタイプなのですが、まだまだ社会人歴が浅いため、通常の会社であれば「Issueを全社に対してオープンにする」なんてことは難しかったでしょう。もどかしさを抱えつつも見て見ないふりをして諦めていたかもしれません。
 だからこそ、Issue Raiseの責務があるMNTSQの環境は、私にとって最高の環境だと思っています。確かにプレッシャーに感じる側面もありますが、それ以上に、どんどん発言しても良いという安心感が、私にとってむしろ心地良いです。
 私のように「Issue Raseの責務が刺さる人」は他にもいるのでは?と考えています。もし「自分に刺さっているかも」と感じられた方は、是非お気軽にカジュアル面談にご応募ください。お待ちしております。


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