将来したい生き方を「今」してみる

今じゃない状態になることを成功と呼んできた。
だから現状を否定した先にあるものが成功だった。
今の自分（ありのまま）はだいたい悪くて，それを変えるために常に何かしら頑張らないといけないと思っている。

今よりいい状態になることを成功とか成長と呼ぶ一方で，同じ人と付き合い続けたり一箇所で働き続けたりすることが望ましいと思われる価値観もある。⁰
常に現状より良くならないといけない。
でもコロコロ変わってもいけない。

真逆のベクトルの「こうすべき」の間で生きるの，普通に無理だと思う。

— 矢島 愛子 / Teaist 🍵 1/19(日)茶会 (@amnjrn) January 6, 2020

今何か行動した結果として，何かが将来変わることを成功だと呼ぶ。
確かにそれはその通り。
成功は未来にあるのだと思い続け，今日の不満を持ち越すことで今日も明日も生きていられる。

でも私が思う成功とは，「将来こうやって生きていたいなと思える生き方」を「今」できていることだ。

少なくとも，将来もこうだったらいいなと思えてる瞬間は幸せだから，幸せは未来の中にあるのではなく，将来もこうだったらいいなぁと思えている今の中にある。

でも常に変わらないといけないと思い続けていると，将来もこうだったらいいなと思ってることに気づけない。
かといって今のままがいいと思い続けていると，変えないといけない部分に気づけない。

たとえ来年は違う場所で違う人と違うことをしてたとしても，今「将来もこうだったらいいなぁ」と思ってるうちは正解だ。
来年全く別のことをしていても，きっとそのときはそれが正解。過去に選択をミスっていた訳ではない。

だから将来がどうなっていれば「成功」なのかを決めるのは難しいけれど，今正しいことをして，１年後は１年後の自分が正しいと思うことをする。それだけだと思う。

だから漠然とした将来を良くするために頑張るというより，
今日は今日をよくするために生きたらいい。
今できる最大限，今日の自分が幸せになるように生きたらいい。

漠然と今よりいい未来とかアテにならないから，地味に少しずつでも今日の自分を満足させていたい。
そのために現状の全肯定も全否定もせずに，「将来もこうだったらいいなぁ」の断片を丁寧に掴んでいけたらと思う。

各階にバルコニーのある家をエアビーで借りてた。海を見ながら知覧茶のジャムを塗ったパンを食べる年末🍞

人様の豪邸をたまに数万円で借りられるのであれば，家を自分で買う必要はないのかも。 pic.twitter.com/huU3LytWNZ

— 矢島 愛子 / Teaist 🍵 1/19(日)茶会 (@amnjrn) December 31, 2019

今できる範囲で少しずつ実行していくと，人生アガリ感を少しずつ味わえると知った年末。自分は何に満足して，現状の何が不満なのだろうと，考えが深まるきっかけにもなりました。