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舞台「午前0時のラジオ局」の徒然

Twitterでつぶやこうとぽちポチしていたら、あんまりにも長くなってしまったので、流石にちょっとタイムライン的に迷惑だろうなぁと思い至ってこちらへ。

いつもの突拍子もないつぶやきの延長なので、初日の観劇からのストーリーや福田悠太さんへの想いを纏め上げたダイジェスト、とかではありません悪しからず。笑笑

シーンとしては終盤についてのことでございます。
原作を読んでから初日を迎えた自分にも、「出してくれ!ここから!!」って慟哭する陽一さんのイメージだけは一切なかったもんで(自らの稀有な存在もその存在理由も全部自分の中で納得した上でいつも飄々としているひとだから)、あのシーンはぶん殴られるみたいな衝撃と驚きと強大な哀しみでもって瞬時に脳みそがバグったっきり、その感覚が今も消えないまま観劇を重ねているんですが。。

あの絶望に打ちひしがれる陽一さんは、どの時系列に存在していたんだろうか、あんな風に自分の死を受け入れられなくて、とてつもない戸惑いと悲しみに暮れる描写なんてあったっけか、と。。

もしも、あるとするなら、二巻目のおわり、誰もいない真夜中の第一スタジオで「弓子が目覚めるその日が来るまで番組を作りたい」って言葉を噛み締めたシーンの、直前とかだったのかな、なんて思い描いたりする。

あー、、でも、陽一さんがその願いを口にしたことでアリッサとの"契約"が生じて、それがゆえに、陽一さんはあの建物に、アリッサの傍に縛り付けられることになったわけだから、、ちょっと辻褄が合わなくなるのかな??いや、まあ、そうなる前から、ある種の地縛霊ってカテゴリーだったことは自覚していて、その上さらにあの夜で確実なものとなった感じ、、という解釈もアリなのかな??

ま、原作はあくまで原作であって、舞台で描かれている世界線と完全に同じわけじゃないですもんね。アトラクタフィールドっちゅうか、β世界線とα世界線っちゅうか、ね。。笑笑

劇中、ラジオ局から出られないことについて、陽一さんは「よくわかんないんだ~、地縛霊ってことかな」みたいに陽気に話すけれど、二巻目以降を読むと、陽一さん自身、理由も経緯もちゃんと把握して納得して受け入れていることが描かれているわけで。。

でも、今回はああいうクライマックスだから、観客も、優や佳澄よろしく、「なんで弓子さんと一緒に行かないの!!なんで!!」ってやきもきしながら、陽一さんにふんわり丸め込まれた~というテイで観終わるのも悪くないんだよなぁ~と思うなどしています。

死んでもラジオマンを公言する、自他共に常軌を逸していると認めている(褒めてる)ゴリゴリ仕事人間な面もあるけどまあそれは置いておいて、陽一さんが弓子さんと一緒に行かない、、行けない理由は、先を読むと納得できるので、より咀嚼したいという方は続巻を読まれてみてもいいかも。

もちろん、あの余韻のままゆるっとくすっとむしろ陽一さんの掌の上で転がされてメロってたいから余計なお世話だよ~~という方も(それもわかる)(わかるんかい)いらっしゃるでしょうからね、それは人それぞれ。みんな違った楽しみ方がいいんですよね。

自分はといえば、あのあたりで言うと、辛口リスナー・弓子さんからのFAXが読み上げられているとき、「あおいさんや優さん、佳澄さん、、」って名前があがった瞬間、自分が発掘した原石のきらめきが最愛の妻に認められて思わず「わーお!」って感じで喜びがこぼれちゃう陽一さんの表情がたまらなく好きで、いとおしくて、泣きたくなります。

あーーーーーもう!!!!
蓮池陽一さんを福田悠太さんに抜擢してくださった方に全身全霊で感謝申し上げたい!!!!

という想いを込めて、自分に出来る限り劇場に足繁く通わせていただいています。。あっという間よな~~~~。。

二週間後には長崎で大千穐楽終わってますからね。。
きゃーーーー。。笑笑

、、、、(深呼吸~~~~)はい。笑笑

ほいでは今宵もラジオ局でイケメン幽霊さんにお会いできることを楽しみに。

東京公演は銀座・博品館劇場で今週末の日曜日まで。

平日は当日券もまだ買えると思いますので、ご興味ある方はぜひに。
優しくてあったかくて、少し悲しいけれど、涙がこぼれるのは、大好きな誰かを想える気持ちがあるからだって気づかせてくれる素敵な舞台です。


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