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英文法レクチャーシリーズ

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英文法解説記事をまとめました。各記事は基本的に無料で公開されています。是非、ご覧ください。*分野ごとにまとめた有料記事もあります。
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記事一覧

英文法レクチャー 第3回 時制

 この解説記事は、無料版として公開している英文法レクチャーシリーズ・テーマ2「時制」第1回・第2回・第3回・第4回・第5回の内容をまとめて、さらに内容も質(練習問題も含む)も5割増しにしたものです(無料版の方は5回分合計で約12,000文字ですが、この有料版は約18,000文字です)。ただし、値段に関しては、時間も手間も掛かっている上にプロとしての仕上がりを心掛けたので、有料とさせていただきます。その分、市販の参考書では紙面の都合上でカットしなくてはいけない箇所も惜しみなく書

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英文法レクチャー 第2回 品詞と文型②(後編) ~第5文型と形式目的語構文~

 この解説記事は、無料版として公開している英文法レクチャーシリーズ・テーマ1「品詞と文型」第6回・第7回・第8回・第9回・第10回の内容をまとめて、さらに内容も質(練習問題も含む)も5割増しにしたものです(無料版の方は5回分合わせて約12,000文字ですが、この有料版は約18,000文字です)。値段に関しては、時間も手間も掛かっている上にプロとしての仕上がりを心掛けたので、有料とさせていただきます。ただし、市販の参考書では紙面の都合上でカットしなくてはいけない箇所も惜しみなく

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英文法レクチャー 第1回 品詞と文型①(前編) 第1文型~第4文型

 この解説記事は、無料版として公開している英文法レクチャーシリーズ・テーマ1「品詞と文型」第1回・第2回・第3回・第4回・第5回)の内容をまとめて、さらに内容も質(練習問題も含む)も5割増しにしたものです。値段に関しては、時間も手間も掛かっている上にプロとしての仕上がりを心掛けたので、有料とさせていただきます。ただし、市販の参考書では紙面の都合上でカットしなくてはいけない箇所も惜しみなく書きました。また、カリキュラムがあらかじめ決まっている塾や予備校の授業では時間の都合で扱え

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英文法解説 テーマ13 疑問 第3回 付加疑問文はコツをつかめば楽勝!

 こんにちは。今回が、テーマ13「疑問」の最終回になります。3回分だとあっという間ですね。扱うトピックは「付加疑問文」です。付加疑問文は基本的には中学英語の範囲なので比較的易しいと思いますが、「付加疑問文」という名称自体を耳にするのが中学校で習った以来で、すっかり忘れてしまっている人も多いと思います。その分しっかり確認していきましょう。 肯定文・否定文に対する付加疑問文 付加疑問文というのは、疑問文以外の文に「~ですね?」という付け足しの要素を加えるものであり、規則性がはっ

英文法解説 テーマ13 疑問 第2回 間接疑問文って「どう間接なの?」という人へ

 はい、こんにちは。テーマ13「疑問」の第2回目になります。今回扱う内容は「間接疑問文」です。しばらく英語から離れている人にとっては「なんかそんなのあったなあ」くらいの感覚かもしれませんし、学生さんにとっても「なんとなく分かるけど、これだけを体系立てて勉強したことはないなあ」と思うような範囲でしょう。確かに、そんなに派手な箇所ではないのですが、意外と知らないことも多いと思うので、しっかり解説していきたいと思います。 間接疑問文の語順 まず、疑問文というのは語順に特徴がありま

英文法解説 テーマ13 疑問 第1回 疑問詞(wh-)と言っても実は3パターンあるんだよ、という話

 今回から、新テーマ「疑問」に入ります。要するに、「疑問文」に関する話なのですが、いわゆる疑問詞というのはどういうはたらきをするのか?また、疑問詞の後ろは完全文?不完全文?さらには間接疑問文や付加疑問文など、様々な面を解説していこうと思います。ご期待ください。  第1回目の今回は、「疑問詞」について解説していきたいと思います。疑問詞と言うのは、whatやwhereやhowなどのいわゆる5W1Hのことで、なじみのある品詞でしょう。辞書の上では、これらは「疑問詞」と分類されては

英文法解説 テーマ12 特殊構文 第4回 どんなときに「省略」が起きるのか?

 今回で、テーマ12「特殊構文」は最終回になります。「強調」「倒置」「語順転倒」ときて、ラストは「省略」ですが、この「省略」という項目は苦手とする人が多い、というよりもそもそも「省略」に気付かないケースが多いと思います。もっとも文法上、書かれることが書かれていなければ、読み手としては戸惑いますし、省略が見抜けないと正しい解釈もできなくなります。そこで、今回は、「どういう状況で『省略』が起きるのか?」についてパターン分けして解説していきたいと思います。 省略とは? 「省略」は

英文法解説 テーマ12 特殊構文 第3回 倒置とは違う!「語順転倒」って!?

 こんにちは。「特殊構文」の第3回目になります。今回扱う「語順転倒」というのは、前回の「倒置」の続きという位置づけになります。英文法書や教科書などを読んでみると、この「語順転倒」を「倒置」の一種として扱っているものが少なくありません。そのせいか、両者を同じようなものと勘違いする人が続出するのですが、根本的な仕組みが違います。なので、今回はそれぞれがどう違うのかをはっきりさせていきたいと思います。前回の「テーマ12特殊構文 第2回「「倒置」って難しそう…と思われがち」」と併せて

英文法解説 テーマ12 特殊構文 第2回 「倒置」って難しそう…と思われがち

 こんにちは。今回は、英文法解説シリーズ・テーマ12「特殊構文」の第2回目「倒置」です。前回のイントロで少し説明したように、「特殊構文」と言っても、何も特別なことではなく、組み立てられた英文の一部を強調や省略したり情報の流れを整理したりするための方法をまとめて「特殊構文」と呼んでいるだけです。今回はその中でも「倒置」について解説していきたいと思います。「倒置」と聞くとなんだか難しそうな印象があるかもしれませんが、ルールは非常にシンプルで分かりやすいので、基本から理解していけば

英文法解説 テーマ12 特殊構文 第1回 単語や語句を「強調」する方法

 こんにちは。今回から新しいテーマ、「特殊構文」と呼ばれているものを扱います。といっても、何も「特殊」なことはありません。あえて言うと、時制や準動詞や関係などの文法規則に従って出来上がった英文をブラッシュアップする際に用いられる手法、つまり、「最後の仕上げ」というイメージです。  具体的には、強調・倒置・省略について扱います。これらの文法操作がなくても英文を完成することは可能ですが、これらによって英文の流れがスムーズになったり語句に強弱がついたりします。今回のテーマ12「特

英文法解説 テーマ11 否定 第3回 否定を表すイディオムや構文を紹介しましょう

 こんにちは。今回で「否定」の回は終わりになります。あっという間でしたね。これまでは「否定語」「準否定語」「部分否定」「二重否定」について解説してきましたが、いかがでしたか?仕組みを理解した上で、知識を定着できたでしょうか?今回の「否定に関するイディオムや構文」は、ある程度覚えていないといけないのですが、どうしてそういう意味になるのかという「理解」が手助けになる所は、できるだけ無理のない程度に解説していきたいと思います。 否定語を用いた慣用表現・構文 まずは、否定語がその中

英文法解説 テーマ11 否定 第2回 「100%を否定は何%?」と「否定の否定は?」という話

 こんにちは。今回が「否定」の第2回目です。部分否定と二重否定について解説していきたいと思います。これらは、慣用表現という都合の良い用語で丸暗記を強要されてしまいがちなところですが、実は、正しい理解をベースに定着させるべき範囲なのです。基本からしっかり解説していくので、「なるほど!」と考えながら進めていってください。 部分否定 まずは、部分否定から説明していきたいと思いますが、そもそも「部分否定」という用語自体が分かりにくいかもしれません。これは、どういうことかというと「数

英文法解説 テーマ11 否定 第1回 否定のかかり具合と否定がかかる範囲について

 こんにちは。英文法解説シリーズの第11回目、今回からのテーマは「否定」です。もちろん、シンプルに否定文を作るだけなら、中学英語で習うnotを使った否定文だけで十分かもしれませんが、もっと幅広い英文を読んだり書いたりするためには、「notを使う」だけではやはり物足りないです。not以外にどんな語を用いれば否定文を表せるのかということや否定のかかり具合(=どの程度否定するのか)などについて解説していきたいと思います。 準否定語について 否定文を作る語としては、おそらくnot,

英文法解説 テーマ10 比較 第5回 the+比較級が用いられている構文の仕組みを理解しよう!

 こんにちは。ついに比較の最終回です。今回は、the+比較級が用いられている、代表的な3つの構文について、それらの特徴と解釈のコツを解説していきたいと思います。では、さっそくいきましょう。 1.the 比較級 SV, the 比較級 SV 一つ目は、比例を表す構文です。「the 比較級 SV~, the 比較級 SV…」という形式で、「~すればするほどますます…だ」と訳します。  ポイントは、the 比較級に用いられる「形容詞・副詞」がSVの中から抜き出されている、という