お弁当

こんにちは。中学受験の社会科のお話です。
本日は思い出話です。

生徒たちが休憩中にお弁当を食べていました。
私は1人の女子生徒に「美味そうなお弁当だね〜」と声をかけました。


その女子生徒は「お母さんが忙しい中作ってくれています。ありがたいです」と言っていました。

すると、近くにいた男子生徒が、「うちのは冷凍食品が多いから手間がかかってないっすよ〜」と言いました。

邪王炎殺黒龍波（じゃおうえんさつこくりゅうは）を喰らわせてやりたかったですが、そこを堪え、彼と以下のやりとりをしました。

※知らない人はググりましょう

「問題です。親御さんはその冷凍食品をどのように手に入れたでしょう？」

「え？買い物して」

「あの子の好きなチーズinハンバーグ
まだ残っているかしら」

「正解！では、その冷凍食品を手に入れるためのお金はどのように手に入れたでしょう？」

「そりゃ…働いて」

「はやく終わらせて家帰って
塾弁つくらないと〜」

「正解！つまり、そのお弁当を作るために、仕事をし、買い物をしたわけだ。本当に手間がかかってないのかなぁ〜？」

「ぐむむ…」

「どうだあ！まいったか！わかったら、ありがたくいただけ！」

そうして彼はいつも通り、彼の好きなものがたくさん入っているお弁当を残さず平らげ、次の授業に集中したのでした。

ごちそうさまでした！