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ぼっちでも楽しい!ハリーポッターツアー東京

欧米のアニメ好きに日本語を教えているオンライン日本語教師の日常。

先日、1人でワーナーブラザーズのハリーポッタースタジオツアー東京(長いな)に行ってきた。

この日のために、ハリーポッター全作と、ファンタスティックビースト全作の映画25時間以上(寝る間も惜しんで)復習したおかげで、すごく楽しめたと思う。 

この金の台本物の金らしくかっこよかった

キャスト、ストーリー、CG、美術、音楽と全てが一流で、改めて本作は総合芸術の真髄だと思った。

家族で行ったの?と友人に言われたが、小学生の子供達3人は今回は置いてきた。と言うのも、うちの女子どもはハリーポッターを2作しか見てない上に、ツアーは5時間くらい歩きっぱなし、どうせ、疲れたーーとか言って途中でお高い飲み物を請求させるに違いないし、この長さ、好きじゃなきゃしんどい。

そして、製作の裏側を紹介するビデオは全部英語に日本語字幕。基本の振り仮名もない。12歳の子どもは問題ないが、字幕が追えない10歳以下は中々難しい。

そんなこんなで、子供らは全力で楽しめないと判断して1人で来た。うちの女子たちが字幕で全作コンプリートしたあかつきには、このツアーをプレゼントしたいと思う。

1人で楽しめるのか?という問題については、自分ががっつり写ってる映え写真をガンガン撮りたいという願望さえ捨てれば、特に問題ない。

ステキな撮影アクティビティが多数ある中で、今回は恥ずかしすぎて全部スルーした。でも、ダイアゴン横丁やナイトバスの前でスタッフが写真を撮ってくれたので、記念写真はいくつかできた。しかもスタッフの腕前はなかなか良い。撮れた写真を見たら、さすがですね〜っと自然に褒め言葉が出てきた。

写真は二の次で製作の裏話やセットの素晴らしさをメインに知りたい自分としては、1人でも全く問題なかったと思う。ちなみに1人で回っている人は見た感じ皆無だったけど(笑)誰も1人でまわってる40代を気にするものなどおらぬわけで。

撮影系のアクティビティは、子供達や友達と来た時のお楽しみに撮っておこうと思う。ちなみに楽しい写真を撮りたいならローブと杖は必須。しめて大体18000円くらいかかるけど。それでも来ている人の3割〜4割くらいは着ていたと思う。


平日月曜日午前のスタート枠ともあって、お客さんは半分外国人。もちろん日本人の家族連れはほぼおらず、日本人は学生や、熟年のカップルや、意外とシニア層もいた。ホグワーツのローブも着ているご年配のご婦人たちもいて、なんかほっこりした。

外国人は、中国勢が多い印象。しかし、このツアー、日本語と英語の対応しかされてないので、この二つの言語どちらかがわからない場合は、ガイドをレンタルしないといけない感じだ。

日本語教師という職業柄、どうしても、うちの生徒さんにここをオススメできるかをジャッジしたくなるのだが、欧米の生徒さんはここは十分に楽しめるので、(ハリーポッター大体見たという前提は必須で)ぜひオススメしたい。

スタッフの方は英語対応できる方も多かったし、全然問題ない。

ただし、ワーナーブラザーズというアメリカの会社の施設なのに、アメリカの英語のネイティブたちがハリーポッター達が日本語で話しているのは、違和感ないんだろうかと…ちょっと気になる。だって、我々が例えばアメリカのジブリの博物館的なところができてそこに行って、英語喋ってるキャラクター見たら、え?なんか違…ってなるだろうし。トトロだって、英語版はモンスターチックな声だし。

しかしながら、私の生徒さんには声優ファンも多い。だから人によってはこの状態はむしろよくて声優ファンなら誰もが知っている小野賢章さんが全作にわたってハリー役なので、それはそれで声優ファン的には楽しめる。しかも5分くらい彼の出番ある(最高)。

ここまで、素晴らしいテーマパークであることを書いてきたが、一つだけ不満がある。それは物価がイギリス級であること。

美味しかったけど!

私の食べたグリフィンドールプレートは3200円。しかもめっちゃ苦手なグリーンピース満載。

シェイクやバタービールなど1000円くらい。スタバがお安く見えてきた。

5千円くらいのぬいぐるみ達

あとお土産も、ディズニーやUSJより高い印象。
なんですかね、ホグワーツ税?マグルから搾取しすぎ…しかし、この素晴らしい空間に謎にテンションが上がった我々マグル。魔法をかけられて気がついたら我らの諭吉たちに羽が生えていく。

なんてけしからん魔法だ。

700円のケーキも美味しかった


でもお土産もかわいいし、ステキだし、全然後悔してない。すごい魔法だ。

最後に1番良かったことをお伝えしたい。
それは、スタッフが神対応だったことだ。

ツアーの途中にホグワーツ特急の駅のお土産屋さんがあるのだが、そこに売っていたスーツケースのタグをツアー後に買おうと思っていたら、なんとその店にしか売ってないことが後からわかった。

これがそのタグ…ツアー中しか買えない

ツアーが終わるとこの店にはもう行くことはできないため、残念だとスタッフに相談したら、なんとそのスタッフがその店まで走って取りに行ってくれたのだ。このホスピタリティには、本当に感動した。

そんなわけで、色々な魔法がかかってて高いけどハイクオリティだし、素晴らしいテーマパークだと私は言いたい。

ちなみに40代の私は2日後に筋肉痛に悩まされるのであった。ディズニーランドと同じくらい歩くことをお忘れなく。


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