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授業の作り方

久しぶりにnoteに投稿。初任校6年目。そろそろ転勤かなぁと思いつつ、今自分が大切にしていること、今までの自分がどうしてきたのか、振り返りながら教師への道 新章開幕していきます。それで今日は自分の授業作りについて

1.教科書を見る(指導書)

 何を教えないといけないかをまず読む。指導書のねらいはしっかりとおさえておく。

2. その単元で子どもたちに何を教えるのか考える。

 よくある言葉、「教科書を教える」のではなく、「教科書で教える」。その単元で子どもたちに何を身につけさせるのか考える。私が、基本的に大事にしているのは、アウトプットです。なので、その単元で学んだことを書けるように、話せるようにさせようと考えます。と、同時に「何でアウトプットさせるか」も考えます。新聞・本の帯・ポップ・ポスター・power point・word・i movie・劇(紙芝居など)などなど、いろいろな表現方法があると思いますが、どれがその単元に合うのかを見極める必要がありますね。

3.導入を子どもにとっての身近なものに置き換える。

 ここが意外とミソ。教科書の指導書をその通りにやっても子どもたちにとって興味が薄く、意欲が湧きづらい。実際の目の前の子どもたちが何が好きなのか、何にハマっているのかにアンテナをはっておくことが大切。

4.単元の流れをある程度固める

 子どもたちに授業の流れを身につけさせます。子どもたちが教師なしでも学べるようにさせるのが理想です。ここでは、いろいろな本でやり方が載っていますので、それを参考にして真似てみるのもいいと思います。私の道徳の授業では、「道徳読み」というものを年間通して指導しています。物語を読んで赤(道徳的に正しいと思う)青(道徳的に正しくない)の線を引かせ、共有。物語の主人公は総合的に○か△の通知表とその理由を書く。自分に振り返らせる。というような流れでしています。余談ですが、年間で指導した子たちが、次の学年に上がり「自分たちで授業をしたい」といってした授業がこの道徳読みだったそうです。年間を通して培ったことが次年度で花開くことはとても嬉しいことです。以下、参考までに。

5.言語活動

 学んだことを活かして、2で話したアウトプットをしていきます。

6.補足

・授業を作るときに子どもの顔を思い浮かべることがとても大切。
 学級全員にfitする授業はほぼありません。「この授業ではこの子」と決めて響かせることが大切。年間で300は授業をしています1年間で全員響くことを目指しています。

・クラスのしんどい子を思い浮かべる。
そして、一度クラスで一番しんどい子のことを思い浮かべましょう。この授業をしたときにできるかな、取り組めるかなと。余裕があれば、その授業で友だちとの関わりを大切にしたい。学級経営と授業は密接に結びついている。授業をして友だち関係を育てることは忘れるべからず。



・教師が面白くないと思ったものはやめるべき。(途中で変更しても良い)
 教師がおもしろくないことは、子どももおもしろくない。教師が楽しんでいることは子どもも楽しんでいる。(私の楽しみは、子どもがいきいきと学んでいることなので、私が楽しんでいない=子どもも楽しんでいないということになるのですが、みなさんは違いますか?)

・自分がした教材研究は残しておく。
 
私はタブレットに教科書のPDFを入れているので、教材研究したものは全て書き込んでいます。それを貯めていけば、6年後にはオリジナルの指導書が出来上がるというわけです。

7.なにが良いかは自分で考える

 いろいろな本や情報があり、どんな授業をしたら良いかは本当に悩みます。一回やって、「あ、こっちの方が良かったか。」と思うこともしばしば。目の前の子どもたちに合った授業が次の子どもたちに合うとも限らない。でも、年に一回、子どもたちがグッと考え、伸び、楽しむ授業ができる時がある。その時の喜びは計り知れないものがある、そんな授業を目指して日々研鑽しています。読者の参考になれば幸いです。

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