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Active Book Dialogue 〜国語に新しい読み方の提案〜
みなさん、Active Book Dialogue ってご存じでしょうか。誰もが参加できる超参加型読書と言われるほど、まさにアクティブに本を読む活動です。2013年に「人を伸ばす力・内発と自立のススメ」(エドワード・デシ著)の読書会から始まりました。
今日は、このABDを使ってした4年生の国語の紹介をできたらと思います。
アクティブブックダイアローグのメリット
・短時間で読める。
・サマリーが残る
・記憶の定着
・深い気づきと創発
・個人の多面的成長
・共通言語
・コミュニティができる。
・何より楽しい
アクティブブックダイアローグの全体の流れ
1 オープニング
全体の流れの説明
2メイン
サマライズ(担当パートごとに読んで、サマリーを作ります。)
リレープレゼン(リレー形式で要点をプレゼンする。2分以内で、サマリーを2人一組になり対話しながら見て回り(ギャラリーウォーク)、気になるところに明るい色でレ点か⭐︎印をつけていきます。)
ダイアローグ(感想や疑問について話して深めよう。)
3エンディング
全体を通した感想を共有する。
詳しくはこちらの資料をご覧ください。
この方法を使って
4年生国語科「数え方を生み出そう」を学習しました。
授業の流れ
数え方を生み出そうの序論と結論だけの文章を子どもたちに読ませた。
序論
机の上にニンジンがあるとしましょう。あなたはそのニンジンをどのように数えますか。おそらく誰もが、「ニンジンが一本あります。」というように言うと思います。「一本」の「本」は日本語で長いものを数える言葉だからです。
結論
このように、数え方は、いろいろな発想を持って生みだすことができます。これまで受け継がれてきた言い方を正しく使っていくことは、もちろん大切ですが、一方で、新しいものを生みだせるという、言葉の柔軟さにも目を向けることが大切です。
あなたも、数える物の特徴に注目して、友達と新しい数え方を考えてみませんか。そして、そのおもしろさや使い方について話し合ってみましょう。もしかしたら、あなたが大人になることには、その数え方がみんなに広がっているかもしれません。
私「今日から学習する説明文は、これだけ。」
子「え、短!」と子どもたちの反応。
私「全部で3段落の文章です。序論・本論・結論に話変えてみよう。」
→何人かの子供たちが違和感を感じだす。
子「色々な発想って、何?」
私「ほんまやねぇ。そんなことどこにも書いてないね。」
子「新しいものを生み出すってどう言うこと?」
私「ニンジンを一本以外で数えるとしたら、君たちやったらなんて数える?」
子「1オレンジ?」「1根」「1野菜」などなど(ここがやっぱり盛り上がりどころですね。)
最後まで、子供たちは、本論がないことに気づかなかったので、ここで種明かし。
それと、筆者の主張が、序論にあるのか「頭括型」、結論にあるのか「尾括型」、それとも両方「総括型」にあるのかを話し合った。
そして、次回の学習で、本論に書かれていることを読もうねと話をしていた。
本論は大きく3つに分けて書かれています。
それぞれの文章を今回紹介したアクティブブックダイアローグで実践。
一人ひとりに3つの本論のうちの一つを配り、班で書かれていることを紙に書き出してもらいました。
その後、ワールドカフェ方式で発表。
最後に、3つの文章を順番に並べ替えてもらいました。
反省
班で書かれていることを書き出してもらうとき、「わかったことを書き出したなさい。」と声をかけたのですが、子どもたちからしたら「わかったこと。」がいまいち何か分かりづらい、認識していないのではないか、と思いました。
だから、「わかったこと。」というと、身構えちゃうので、「書かれていること」とか「知ったこと。」とかでもよかったのかなぁと思いました。
正直、あまりうまくいきませんでしたが、また挑戦します。
今日はここまで!
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