見出し画像

4年 国語「ウナギの謎を追って」2

耳石の年輪を数えれば、生後何日目なのかがわかる。
つまり、逆算すれば、産卵場所がわかるということでした。

ですが、ここからなかなかとれない・・・
この説明文には、年代がしっかりと書かれているので、年表を作りながら子どもたちと読むと塚本さんの凄さがよりわかりやすくなります。

年表はこんな感じ!(途中ですが・・・)

「産卵場所」は、海山の近くで、およそ特定できました。
しかし、見つからない、、、
場所がわかったが、時期がわからないという次の壁に直面しました。
「産卵時期」を特定するために、耳石を表にまとめたんでしょうね。どれも新月にうまれていることがわかりました。
ここは、子どもたちと話をして楽しかったところ。
「なぜ、月の満ち欠けが関係するのか、なぜ新月の時なんだろう?」

子どもたちからは、
海水の流れが速くなっていること
真っ暗になるので、敵に見つかる可能性が低くなることなどが出てきました。

海山付近・新月の時
そして、生後わずか2日のレプトセファルスを見つけます。
ここで確認しましたが、目的は「卵を見つけること」です。
つまり、ピンポイントで産卵場所を見つけないといけません。

海山付近は分かっていたものの、どこかはっきり分からない。
次に塚本さんが着目したのは、塩分の濃さが異なる海水の境目でした。このフロントの南側でとれていたことをから、ついに卵の場所を特定するんですね。

ここは、サラッといきたくないところ
海山がとても広く、その中からピンポイントで場所を特定した塚本さんの凄さを子どもたちに読めるよう手立てをとってあげたいですね。

 私は今回一読総合法という、いきなり全文を読まずに少しずつ先を予想しながら読みました。そうすることで塚本さんと同じ目線で同じように予想しながら読めると思ったからです。子どもたちもあーじゃないか、こうじゃないかと話合いをしながら読むことができました。前にも述べましたが、年表を使うことは読むにあたって有効だと感じました。

この本を参考にされると教材研究が深くなります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?