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給食指導について

今回は4月から初任者になる人のために、給食指導について書いてみました。

給食ってのは当然のように毎日やってくるわけでありまして、ここが安定していないと学級経営にも、精神的にもボディーブローのように効いてきやがるのですよね。

給食指導については、自治体によってきまりがちがったり、もっと言うと学校によっても細かく違うと思うのであくまで私のやり方は参考程度にしてくださいね。この記事を読むことで少しでもイメージが浮かべばいいかなと思って書きます。


ではまず、わたしが給食指導で大事にしていることから書いていきます。

①いただきます後にまずは減らせる時間を作る

私が思うにこれが一番大事。子どもが苦手なものも「一口は食べようね」とはいいますが、絶対に無理に完食はさせません。誰かの苦手なものは好きな誰かが食べたら良いと思ってます。なので最初に減らしたい人ー?と声をかけて、半分くらいに減らしてあげます。この減らせる時間があるかないかで低学年だと学校に来られるか来られないか変わってくるぐらいの子もいますからね。一年生は特にここに不安を持ってる子が結構います。なので給食の前に、できたら4月の初っ端、最初に、給食は減らせることを教えてあげましょう。それで安心する子は多いはず。(繰り返しますが一年生は特にです。こちらが思うよりも一年生で給食に不安がある子は多いんですよ本当に)


②おかわりのルールは最初に明確にする

給食で一番もめるのがおかわりです。これは間違いない。特に支援がいる子、学級経営の鍵を握る子ってのがこのおかわりへのこだわりが強い子が多く、ここでもめるとややこしいです。学級のコントロールが効かなくなってくる。最初の給食の前におかわりはこのルールでいきますとゆっくり時間をとって、給食の時間でない時に説明することが大事だと思います。

おかわりは好きなようにさしていたり、ほっておいたら必ずもめるか、力関係がもろにでて、一部が得をして大勢が損をする一番学級としてはまずいことが起こります。

一番オーソドックスなのが時間制だと思います。何時何分になったらじゃんけんってやつですね。そこにプラスルールをつけるかつけないかですね。プラスルールとは例えば全部食べ終わってるとか、残したり減らしたりしたものがないかとかね。そこは担任の好みと学級の実態かなと思います。

って書いといて申し訳ないのですが、私はあまり制限時間内に完食した人だけでのじゃんけんはさせません。なぜならはやぐいを助長してしまうので。あと、本当に食べ終わったかのチェックがめんどくさいのと、牛乳は残っていてもいいのかとか、細かいことまできかれて、最後にはわけわからないことになりだしてトラブルが増えるからです。

そこで私がよくするのは、最初に減らしていない人で、片付けの時間、仮に13時なら13時までに残さず完食する自信がある人でデザートなど(固形物)のじゃんけんをします。いただきますの後に減らしタイムがあるのでその後にすぐにじゃんけんですね。仮にじゃんけんに勝っておかわりしたのに13時に間に合ってない人がいたらルール違反で次の一回じゃんけん参加禁止にしたりします。

同じ子が毎回勝っていたらほぼずるをしているので教員の目の前でじゃんけんをやらせるか、クジにしましょう。小さなことですがこう言った時に決して不正を許してはいけませんよ。力関係を給食に持ち込ませてはいけません。教員は子ども達には徹底的に公平な場を提供しましょうね。

さらに細かいことなのですが、じゃんけんしといて勝った子がやっぱりもらうのやめるわ、やっぱり譲るわって子がいます。これも許してはいけません。じゃんけんしたいだけの子が増えて時間がかかたったり、譲ることに力関係がでてきたりとこれを許したらいいことがないです。じゃんけんに買ったならもらいなさい、本当にもらいたいときにのみ参加しなさい、これは絶対です。

唐揚げなどの人気のおかず系は減らしタイムの後に欲しい人に並ばせて均等に配ります。これも、はやく食べた順にもらえるにはしない。先ほどと同じで早食い防止と、力の強い子が早く食べて好きなだけ増やすのを防ぐためです。欲しい人に並ばせて教員が均等に配るのが一番平和です。力のある子に自由にいれささないようにと教員がその都度おかわりいれていたら忙しいですからね。最初におかわりは終わらせておくのが私は好きです。

この時に、不人気野菜が大量に余っていたら、2回目の唐揚げおかわりが欲しい人は野菜も貰える人ね!などとセット販売します。そうすると残飯が劇的に減ります。

おかわりの様子を見れば学級の様子がわかりますよ。性別、体格、力関係なくおかわりにこられているとうまくいっていると私は思っています。

③牛乳がものすごく苦手な子には...

私は牛乳を止めれるか管理職か事務さんに確認して止めてもらっています。もちろん保護者の了解を得てね。毎日一口も飲まずに捨てるなんてもったいない。好き嫌いとかではなく牛乳をのむとお腹が緩くなる子もいますからね。それに牛乳は毎日でますからね。毎日苦手なものがでるって地獄でしょ。それだけで給食が嫌いになってしまう。止めれないなら牛乳は残しには私はしません。そうしないとルールによってはですが牛乳苦手な子はおかわりじゃんけんが一生できないことにもなる。しかしながらここはくどいですが、事務の手を煩わせる可能性があるので慎重に。初任者のうちはそんなこともできるんだぐらいで動かない方がいいまであるかもしれないです。保護者からの要望があれば、でいいかな。

④マイナスの言葉は使わせない

うわまずそー。最悪〇〇だー。あたしこれ嫌いなのよね。と某ジブリの某魔女の宅急便のあの子みたいなことは言わせません。苦手なものはあっていい、配慮もする、減らしもする、だけど言葉にだすのはだめ、許さない。言っている子がいたら毅然とした態度で注意します。最初にこれは許さないと言っておきましょうね。まず、作り手、食材に失礼。好きな子に失礼。雰囲気が悪くなる。以上です。これ以上の理由はいらないでしょ。思っとけですよ。それは口に出さずに思っとけ。これは学級におけるあらゆる場面でも同じことが言えます。30人以上の共同生活において、わざわざマイナス発言をする必要はないのです。

⑤タイマーを効果的に使う

毎日毎日準備に片付けに給食とうばーんとか、片付け動けーとか、はやくたべろーとか、口うるさく指示を出すのは嫌になりますよね。そこでタイマーです。準備はカウントアップで10分以内を目指してタイムアタック。片付けに向かってはカウントダウン。タイマーがなったら片付け。これを徹底すれば教員の指示はいりません。シンプルですが毎日やるとあら不思議。時間をみて子ども達は動くようになります。


⑥おかわりの様子で学級経営の状況を判断する

先ほどにも書きましたが一部の固定メンバーだけでなく、誰しもがおかわりにいけていると学級経営がうまくいっているなあと私は思っています。いつもは行かない子が、ししゃもがすごい好きだから行くとか、しゅうまいに命かけている子がいたりとか、特に高学年の女の子は学級に1ミリでも茶化す空気があるとおかわりなどはしなくなりますからね。一つの判断材料になります

ざっくりこんな感じでしょうか。

どうでしょう少しはイメージができたでしょうか。

繰り返しますが、自治体学校によって決まりは違いますからね。まずはそこのきまりに従いましょう。

学年主任がおかわりの仕方などを示してくるかもですからね。まずは合わせてやったらよいのですよ。

大事なのはこれを読んで少しでもイメージができたかどうかです。ちょっとでもその助けができていたら嬉しいです。

最後に右下のスキをお願いします!それだけが私の次の記事を書こうと思うモチベーションになります。

押さない選択肢はないでしょ?笑

ではまた!