タピオカの悪魔。
インスタグラマーがこぞって買いに行くタピオカ。
お洒落な写真だけ撮って捨てているのを目の当たりにしたとき、心の底から残念に思った。
『タピオカってさ、インスタ映えるけど実際好きじゃないんだよね。カエルの卵みたいで持ち悪くね?? あ、いいねとコメントもう来たー。キャハハハハ』
と高笑いする、まつげが異常にバサバサした女性グループを遠巻きに見ていた。
お金払ってるんだから、捨てようがどうでも良いじゃん。
逆にお店の宣伝してやってんだから、ありがたいと思え。
とか思ってそうだ。
粗末にすることがどうでも良いのだろうか。
ハクには理解ができない。
#タピオカ ってハッシュタグと、お店の名前を位置付けしていると思ったので、その場でインスタ検索。
最新投稿のところにすぐ出てきた。
肌を白く飛ばし、顎を不自然に削り、顔のバランスと目の比率をこれでもかとぶっ壊した加工。
そして『タピオカ飲みに来たよん』という飲んでもいないのに嘘の文面。
そのまつげバサバサ女の実物を目の前で見ているから、なんともいえない気持ちになった。
コメント欄に『可愛いね』『美人さん』『憧れます』そんな言葉が並んでいた。
ハクもこのまつげバサバサ女がどんな人間なのかは知らない。
ただ、写真とは全く別人過ぎるくらい顔が違うということと、タピオカを飲まずに中身もそのままゴミ箱に捨てるような分別もできず、飲食物を粗末にする人間だと言うことは知っている。
いいねやコメントほしさ、他者へのマウント、可愛いと言ってほしい承認欲求。
様々思いが入り交じった結果、いいねを多く集めることができるトレンドのタピオカ、可愛いと言ってもらえるための加工、友人よりも多いフォロワー数で優越感を抱いているあたりが、もう闇だと感じた。
ハクはそのまつげバサバサ女たちがゴミ箱に捨てたタピオカ屋に並んでいた。
ハク以外にもその様子を目の当たりにしていた客は多い。
それぞれ皆その様子を見てどう感じたのだろう…
店員は角度的に見えていないはずだが、もしその姿を見ていたら一体どんな気持ちになっていたのだろうか。
日本は海外に比べて比較的豊かな国だ。
ただ、それは金銭面や物資的な豊かさであって、心の豊かさではない。
お金や物資があることが心の豊かさに繋がるというのは必ずしもイコールではないのだなとタピオカを写真だけ撮って一切口を付けずに捨て去った女性達を見て感じた。
ハクはタピオカが好きだ。
ミルクティーは勿論好きだが、黒糖抹茶にはまっている。
コロナの影響でお店が閉まっており、自分自身も外に出る機会が少なくなったので遠出して買いに行くことができずに居たが、もう少ししたら買いに行けるだろう。
今はまだコンビニのタピオカで日々を過ごしている。
ローソンがとっても近くにあるので、少し散歩がてらタピオカとからあげクンを買いに行く。
ローソンうちカフェのタピオカもなかなか美味い。
別にからあげクンとタピオカの組み合わせは良いといえるものではないが、どちらも好物なのでハクにとっては問題ない。笑
ハクは、タピオカがものすごくいトレンドになる前からハマって飲んでいた。
9年ほど前から足繁く、路面のタピオカ屋に行っていた。
当時は学生だったので350円ほどだったタピオカを毎度買うのは難しかったため、2週間に一回のご褒美として買っていた。
パッションフルーツジュースのタピオカをよく飲んでいたのを覚えている。
今は毎日とは言わないが、ローソンに2日に1回はタピオカを補充しに行っている。
ローソンが近所過ぎるのが悪いと言っても過言ではない。
こんなに飲んでいても、もちもち感が飽きないのだ。
こうして…タピオカの悪魔に取り憑かれたハクは今日もまたnoteに文を打ち込みながらタピオカを吸い込むのであった。
もし、noteを読んでくれた方の中に『ここのタピオカ屋おススメ!』と言うのがあれば是非教えて欲しい。
コロナが終息したら、また出張で全国を回る予定なのでタピオカ屋さん巡りをしたいと思う。
今日も読んでくれてありがとう。
ではまた。
HAKU