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Miro vs Figjam

オンラインホワイトボードシリーズが続いていますが、ほぼ互角と思われるMiroとFigjamを両方使って比較してみました。
ただし、私の操作環境(書き込みはiPad+Apple Pencil、投影はChromebook)中心での比較で、もしかすると私の見落としている機能があるかもしれません。
「それ違うよ~」という内容があれば、ぜひコメントやXのDMで教えてください!

以前の記事で取り上げた内容には、今回あまり触れていないので、よろしければこちらもご参考に ↓

まず一言でいうならば、「それほど変わらないから好きな方を使えば良い」に落ち着きます。
細かい差こそあれ、大枠の使用感は一緒なので、慣れの問題かもしれません。
Jamboardの代替としての使用感は、どちらも「高機能すぎる!!🤣」
あのアッサリに慣れていた方にとっては、使い始めはわちゃわちゃした感じに映るかもしれません。
でも、慣れると便利な機能が豊富なので、ぜひ一歩踏み出してみることをお勧めします。

ここからは、使い比べて差を感じた部分を3点紹介します。

ペンのカラーパレット

Miroは任意の3色を、初期設定としてパレットにストック可能です。
パレットの色を変更する際には、デフォルトカラーとして16色用意されており、それ以外にフルカラーでパレットに任意の色を追加しておくことができます。

Figjamのカラーパレットは、デフォルトカラー8色(ブラウザ版では9色)+カスタムカラー1色です。カスタムカラーパレットは色を切り替えるとリセットされてしまいます。任意の色を使いたい場合、これがちょっと不便です。
(有料プランでは、カラーパレットを「チームのパレット」としてチームごとに編集することができるようです。)

拡大率の表示

MiroもFigjamも無限に広がるパレットのため、今どの大きさで表示されているのかを無意識に使いがちですが、その情報が必要になるときがあります。
例えばペンの太さを最も細く設定しても、倍率によって太すぎてしまうこともあります。

Miroでは、画面右下に現在の拡大率が表示されています。
3~400%に設定が可能で、100%に戻すのもワンクリックです。

Figjamでは、拡大率の表示はありませんが、「Shift(あるいはCtrl)+0」で100%に戻すことができます。
Figjam内には現在の倍率の表示がないのですが、figmaでの表示と同一なのであれば、「+」で2倍に、「-」で2分の1になるようです。

Miroは画面内のボタン等のGUIが、Figjamはショートカットキーが充実している印象です。

タイマーの表示

これはJamboardには無かった機能ですが、どちらもボード内でタイマー等の表示をすることができます。
カウント中はBGMを流すことができたりと、活動を盛り上げる工夫も可能です。

Miroでは大き目のデジタル時計表示で、タイマー設定をすると共有している他の端末にも同じ表示がされます。
背景がシークバー風に色が変わるため、残りがどの程度なのかを直感的に把握することもできます。
タイムアップになったときの音が、結構好きです♪
「時間切れです」と画面に表示されます。

Figjamでは小さいデジタル時計表示で(タイマーをタップして大きく表示させることは可能)、画面を隠さない位置にあります。
5秒前になるとカウントダウンの音がするのが憎い演出です。
こちらのタイムアップの音も好きですが、時間切れの表示は特にありません。

まとめ

MiroもFigjamも、基本的にできることは同じなため、とてもニッチな機能の比較となってしまいました。
ここまで読んでくださった方は既にお気付きかと思いますが、個人的にはMiroのUIが好きです(笑)
しかし残念ながら、自治体ではJamboardの後継としてFigjamを使うよう推奨しているので、やや不本意ながらもFigjamにも慣れていきたいと思います。

そして、どちらの会社にも言いたいことが1つ。
唯一の不満と言ってもいいのですが…
Jamboardの後継を名乗るのなら、「レーザーポインタ」機能を搭載してくれー!!
おそらく、カーソルが表示されるから充分だと思っているのかもしれませんが、iPadからやっている私はそれだと対応しにくいことと、レーザーの少し残る感じが、授業で大事なところをマークするのに分かりやすくて便利なんですよ。
生徒は常に画面を見ている訳ではないので。
ついでに、何秒間残すかの設定までできたら、すごーく使いやすいものになります。

間もなく訪れるJamboardの終焉。安心してその日を迎えられるようにするためにも、今のうちから様々なホワイトボードツールを試してみませんか?