見出し画像

“おとな”

自分の心の声に耳を傾けるって難しいですよね。

人間誰だって大好きなものも、ちょっと苦手だなと思うものもあると思うんです。

子供の頃って、おもちゃを買ってもらったら、もうワクワクしてたまらなくて目をキラッキラさせながら遊んだり

気に入らないことがあれば、「ふんっ!」と怒ったり

嫌なことがあると、涙なのか鼻水なのかわからないくらい滝のように流して大泣きしたり

でも、”おとな”になった私たちは、幸か不幸かそんな事をすることは出来なくなりますよね。

上司に嫌味ったらしく文句を言われて、「私さえ我慢すればこの場は丸く収まる」とグッと歯を噛み締めながら頭を下げたり

ライブチケット抽選の当選メールを見て、本当は飛び上がりたいほど嬉しいけど恥ずかしいからクールなふりをしてみたり

報告も連絡も相談もせずにミスを連発する部下に、怒りでハラワタが煮え繰り返りそうな時も、大人らしくなんとか声を荒げずに、どうすればこの子が成長していけるか考えたり
(落ち着け、自分。深呼吸だ。ってね)

それが心や体に良くないことなんて当然わかってるんだけど、そういったものを押さえ込んでこそ社会人であり、大人である。みんなそう思ってると思うんです。


だからこそ、私が “おとな” になってから大切にしているのは
【自分の心の声に 意識して 耳を傾けること】です。

言葉で表現するのは簡単でも、毎日毎日ちょっとづつ抑えに抑え込まれた心の声って、実は小さなアリのつぶやきを聞くくらい、とーっても難しいんですよ。
(アリがつぶやくのかは分かりませんが...笑)

耳の傾け方は割とシンプルで
嬉しい時とか悲しい時とか怒っている時とか、もしくは何も思ってない時でも、自分に「いまどんな気持ち?」って聞いてみるんです。

そしたらね、これが不思議なもので

嬉しいはずのときに
「嬉しいけど本当はちょっと不安もあるんだ」とか

悲しい時に
「本当はこれでよかったと半分くらい思ってる」とかの返事が返ってくる時があります。(失恋した時とかは特に!!)

でね
その声に耳を傾けてそれに寄り添っていく。心がしたがってる事を1つでも多くやってあげる、したくない事を避けてあげる。それを繰り返してあげると、「自分って本当はこう言う時にこう思ってることが多いんだよなぁ」とどんどん自分の傾向が客観的に見えてくる。自分のことをわかってあげられるんです。

そこまでこれたらこっちのもので、感情は安定するし、必要以上に疲れる前に手が打てたりするし

なによりも、なんか少しだけ自分のことを好きになれる気がするんです。

友達もだいじ、恋人もだいじ、家族もだいじ。
でも、やっぱり1番大切にしてあげるべきなのって自分じゃないですか。

だからこそ、自分の心の声に耳を傾けることって本当に大事だなぁと、つくづく、思うわけです。

だから、私はこれからも大切な習慣として続けていきたいと思っています。

いま、ここまで読んでくれたあなたも是非
いま、自分の心に問いかけてみてください。

「いまどんな気持ち?」

この記事が参加している募集

#習慣にしていること

131,103件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?